manga.jpg今日は一日外出仕事だったのですが、ちょいと2~3時間、時間が空いたりしたので、マンガ喫茶なんかへ行ったりして。まぁ、さぼりとも言う。(笑)

そこは以前、洋服の青山だったところで、2階だけで営業してたのがいつの間にやら1階部分の青山も撤退して、1~2階全部、マンガ喫茶になってました。そのお店は、生活道路沿いのにあり、周辺にはオートバックスやらホームセンターやらがあって、ちょっとした商業集積はあるものの決して駅に近いわけでもなく、典型的な休日集中型のロードサイド立地となってました。うーん、こんなんで果たして営業成り立っているんでしょうかねぇ。あまり、お客さん入って無かったし・・・。というわけで、以前、複合型のマンガ喫茶的施設をやったことがあったりしたので、ちょいと数字をつらつら考えてみました。




店舗規模はおおよそ300坪程度。この立地なのでおそらく月額の家賃は250万円程度でしょう。
24時間営業で恐らく常時3人ぐらいのスタッフ配置となるので、多めに見て人件費は月200万~230万ぐらい。

設備コストは、なんだかブースナンバーだけで180ぐらいあったのでその半分にネット環境が入っているとして、設定やら何やらの費用も含めてネット環境は1,000万。マンガが3万冊(標準的なマンガ喫茶における冊数)×仕入れ単価250円(私が以前やった時はそのぐらい)で750万。椅子やらソファー、マンガ棚なんかの什器で600万。レジなんかの費用で150万。全部足すと2,500万。

内装工事が坪単価15万ぐらいとして、300坪で4,500万。

なんだかんだと細かい費用も含め500万円ぐらいの予備費をとったとして、初期投資は上記設備コスト+内装代含め7,500万円かー。5年で全額償却するとして、1ヶ月あたり125万円のランニングですね。

家賃250万+人件費230万+設備償却費125万+その他販管費200万として、月々の販管費が805万円。と言うことは月805万円以上の売り上げをあげないと赤字ということですねー。月805万ということは日約26万円。客単価1,000円で計算して一日あたり260人の客数が必要ということになりますな。

なんだ、立地さえ間違わなければ、案外不可能な数字でもなさそうだ。その代わり、利益は少なそうだけど。

ただ、今後、マンガの著作権も認められる方向になってきているようなので、著作権使用料が発生してきた場合、今以上に利益の薄い商売になりそうな感じですねー。それと、個人でやるには初期投資が大きすぎ。マンガ喫茶登場時はサラリーマンが脱サラして、、、なんて話しを良く聞いたけど、今現在の複合カフェの標準施設フォーマットでは個人が手を出すのは無理ですなー。