映像に関しては心配していない…というかむしろ楽しみなんだけど、物語の作り方としてはどうかな…。まだ、公開されてないから、見てから判断だけれども。

この手のものに付いて回る問題として、原作に対して個々が抱いているイメージとドンピシャなんてことはあり得ないから、原作を汚す云々なんていう文脈になりがちなんだけど、こいつもまたそうなりそうな匂いがプンプンとしている(笑)。

映画となると尺の問題もあるし、コマーシャル的な成功が必須になるから、誰もが受け止められる理解し易いものになりがちなのは否めない。んで、予告編を見たところ、キルドレがキルドレで或ることに対して自問自答してるんだが、そんな湿っぽい感情的な話だったっけ?もっと淡々として静謐な物語世界だったと思うが…。ま、トレイラーだけで判断はできないけどね。

キャストもねぇ…どうかなぁ…。本職の声優ではなく、様々なメディアで露出しているタレントを持ってこられると、その人についているイメージがどうしても背景に見え隠れしてしまうから、物語の純粋なイメージを構築できなくなりそう(笑)。

ダイキャストモデルの ” 散香 ” はちと欲しいが(笑)、こういうのが先行してしまうのも何だかなぁ。文庫本の装丁も映画版に変わっちゃっうのもどうかなぁ…。とても詩的で繊細な物語だから、今の装丁の方が全然良い。文庫にしても単行本にしても。

8月2日公開。さてさて、出来はどうなることやら…。某石鹸屋さんの旦那。一緒に行きます?(笑)