日本では成立しないっていうことをちゃんと認識した方が良いと思う。案外わかっててやってんのかも知れないけど。

某Pさんなんか、この秋の改装に向けてライフスタイルセンター軸を打ち出してるけど、それって単なる言葉遊びなだけで、内実は、時代の流れと共に年商100億程度の規模感では広域集客が難しくなり、狭域集客で生き残る為に来店頻度アップを考えた、ロワーモデレート中心の小規模駅前ショッピングセンターへ衣替えっていうことで良いじゃん(笑)。

US という場で見てしまうと、環境的な要因も含めアーキテクチャーとして良く見えてしまうけど、そこが主では無くて、所得によって社会の層がきっちりと区分けされている(格差という意味じゃなく)マーケット背景と、ライフスタイル重視という文化によって成立している SC フォーマットということをみんな忘れてる。

言い古されてる話だが、しまむらやユニクロで服を買ってバックはヴィトンなんていうスタイルが成り立ってしまう日本においては、限りなくマーケットはフラットかつ均質かつ同質に近いわけで、ライフスタイル軸でカテゴリを細分化したとしても、そこに反応するユーザーは限りなく無いに等しい。

というわけで、”ライフスタイル”っていう軸はやめにしない?ここに書いてあるコミュニティ的正確のモールってイオンモールさんの RSC だってそうだし、それこそ三井さんのららぽーとだってそうだしね(笑)。今更ライフスタイルを唱える意味ってほとんど無いんじゃね(笑)。

三井不動産のライフスタイルパークシリーズ 第6弾 「ララガーデン長町」8月29日着工
三井不動産株式会社は、宮城県仙台市にて開発推進中の商業施設「ララガーデン長町」を、8月29日に着工いたしますのでお知らせいたします。なお、開業は平成21年秋を予定しています。
当施設は、当社のライフスタイルパーク(*1)シリーズ6店目となり、東北地方初出店となります。開発コンセプトは“家族で憩うデイリーコミュニティモール”。「日常生活の利便性の向上」、「人や情報の交流、コミュニティ創造」、「親子でゆったりと過ごせる時間と空間の提供」などをテーマに掲げ、地域コミュニティの核になることを目指します。


んでもって、仙台戦争だなぁ(笑)。今年は中心ではPARCOが仕掛けたことによる藤崎方面 VS 駅前方面、アウトレットカテゴリでチェルシー VS 三井不動産、んでそれはそのまま郊外 VS 中心っていう構図で、更に、これによってイオンモール VS 三井不動産・西友。何度も言うけど、そんなにマーケットあるのかなぁ…。

そういえば、北の方でイオンご本体が、トップマターでライフスタイルセンターの一号店?を開けたと思ったけど、あれその後どんな感じで推移してるんだろう?入ってるテナントからはあまり良い話聞かないっていう噂だけど。

同じタイプのおゆみ野は良いってきくから、単にマーケットの厚みの差だけで、ライフスタイルセンターだからどうってことじゃ無い…で良いでしょ(笑)。

三井さんの「ララガーデン長町」概要は以下。



【プロジェクト概要】
所在地:宮城県仙台市太白区長町七丁目401番19
事業者:三井不動産株式会社
敷地面積:13,737.12m2(約4,155.48坪)
構造・階構成:地下2階(RC造) 地上6階(鉄骨造)建
延床面積:約42,198.79m2(約12,765.13坪)
店舗数:約90店
店舗面積:約19,000m2(約5,687坪)
駐車台数:約640台
スケジュール
 着工:平成20年8月29日
 竣工・オープン:平成21年秋(予定)
内装環境デザイン:株式会社乃村工藝社
設計・施工:株式会社大林組