寂寞
生まれ出づる時も独り、死に逝く時も独り。


一年と少し前、母親の死と相見えた時、他者が介入する一分の隙もない孤独をそこに見、心が震えた。

兼ねてから孤独というものに馴れ親しんでは来たが、その圧倒的なる力の前になす術も無く、孤独の持つ強欲な力に畏怖の念を感じた。

母親にかけた最後の言葉が届いたのか、全てを許して逝ってくれたのか…確認することもできない強大なる孤独を前に、身が竦む思いであった。

 
誰もが持っている、内に秘めたる孤独なる思い。
 
 
唐突に表層へと上がってくるのは、生きることが死へと通じる道行であるからで、無意識下に人は死を感じて生きているからこそ孤独を感じる。

 

だから、自分は、孤独を愛す。
 
 
 
意識的に鬱々たるエントリーは避けてたけど、ま、たまには良いでしょうということでチラ裏(笑)