DSC_0078
遅ればせながら、成田山新勝寺へ初詣に。厄祓いと…写真も兼ねて(笑)

写真は、文政13年(1830年)建立の国の重要文化財に指定されている仁王門の中にいらっしゃる、那羅延金剛。GANTZ に出てくるおこりんぼう星人・あばれんぼう星人じゃないよw

この仁王門には四神が配されていて、表はこの那羅延金剛と密迹金剛の金剛力士が左右対称、阿吽として配置されている。こちらは口を開けていらっしゃるので阿形像。反対側はやはり口を閉じている吽形像…だから仁王門と言う事なのね。

朱塗りがかなり剥げてしまっている所がその年代の古さを物語り、侘び寂びと感じさせる佇まいとなっている。

裏側にいらっしゃるのは広目天と多聞天。それぞれ四天王の内の一尊。四天王には他に持国天と増長天がおり、持国天が東、増長天が南、広目天が西、多聞天が北と東西南北の方位を守護する。



成田山新勝寺のご本尊は密教の根本尊である大日如来の化身、不動明王。不動明王とは何ぞやというと、密教特有の尊格である明王の一尊で五大明王の中心となる明王と言う事らしい。

五大明王とは、密教特有の尊格である明王のうち、中心的役割を担う5名の明王を組み合わせたもので、不動明王を中心に、四方に降三世明王(東)、軍荼利明王(南)、大威徳明王(西)、金剛夜叉明王(北)を配する形となっている。

不動明王は大日如来の教令輪身とされており、密教における三輪身(如来・菩薩・明王)のひとつだそうです。不動明王の梵名アチャラ・ナータは、サンスクリット語で動かない(アチャラ)・守護者(ナータ)を意味し、朱雀天皇より平将門の乱平定の密勅を受けた寛朝大僧正が、東国鎮護の霊場として開山したのと符合すると言う訳ですなぁ。

んで、僕の干支による守り本尊がこの不動明王。十二支の守り本尊は、子から始まり亥までの十二の方位をそれぞれ守護する八体の仏様の事で、以下に対応する。

子年:千手観音(慈悲)
丑年:虚空蔵菩薩(智慧と徳)
寅年:虚空蔵菩薩(智慧と徳)
卯年:文殊菩薩(智慧)
辰年:普賢菩薩(徳)
巳年:普賢菩薩(徳)
午年:勢至菩薩(慈悲)
未年:大日如来(強い智慧)
申年:大日如来(強い智慧)
酉年:不動明王(強い智慧)
戌年:阿弥陀如来(強い慈悲)
亥年:阿弥陀如来(強い慈悲)

…という知識を Wiki なんかで仕入れておくと霊験あらたかかなと(笑)

以下、例によってその他写真をw

DSC_0009DSC_0010DSC_0015DSC_0033DSC_0037DSC_0044DSC_0046DSC_0054DSC_0056DSC_0060DSC_0073DSC_0083DSC_0090DSC_0094DSC_0101