Shin-ohashi Bridge @ Mar.11 2011
何かをしなければならないと無理に焦燥感を持つのも違うし、かといって、何もしない事を正当化するのもまた違う。被災しなかった僕らは、今出来る事、やるべき事を淡々とやらねばならない。被災しなかった僕らは、日々の生活のペースに戻らないといけない。ルーティンであったとしても、日々のやるべき事をきちんとやる事が、多くの力に繋がると思う。被災しなかった僕らが冷静さを失ってはならない。

テレビからは被災の状況が流れていて、否が応でも現地の状況が目に入ってしまう。ウチの子供はまだ小さいので、事の重大さはわかっていないが、それでも、世界がピリピリしている空気に敏感に反応し、少しテンションがおかしい。そんな事は無いと思っていても、知らず知らずのうちに何らかの精神的影響を受けてしまうほど、今目の前に見せられている事は大きい。

ましてや、観測史上最大のマグニチュード 9.0 という未曾有の大地震。今後3日以内にマグニチュード7以上の余震が起きる確率は70%以上という予測もされている。直接的な被害を受けなかった僕らでさえ、その後の余震による揺れで心労し疲弊をしている。被災された方々にとっては、その不安は計り知れないと思う。

情報を広める善意はとても大切な事だけれども、送り手側の最低限の責任もオプションとして付いてくる事を常に考えなければならない。だからこそ、被災しなかった僕らは冷静さを失ってはならない。心にキャパを持たせなければ、助け合いと思いやりの気持ちを持つ事なんてできないと思うから。

 
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。