Candid Style
ヘタレというかお遊びなんで、マグナムの Bruce Gilden のようなキャンディット・フォトなんて到底無理な話しだけれども、撮られることを意識させずにストリートを切り取るには、Ninja ストラップでカメラを身体に固定して、レリーズ・ケーブルでポケットの中でシャッター切れば楽じゃね?と思い立って実践してみたが… 結論から言うと手持ちノーファインダーの方が断然やりやすく歩留まりも良かった…orz

一番の大きな問題は、x100s でレリーズ・ケーブルを使うと、シャッターを切る感触が全くわからない点。人によって色々あるとは思うけど、写真を撮る行為における一番の生命線はシャッターを切る感触だと自分的には思うんで、そこがスポイルされてしまうと、まったくもって面白くない。三脚使ってじっくり構図を決めてケーブル・レリーズでシャッターを切るのであればまた別だが。

元々、x100s はレンズシャッター機なので、シャッターを切るという感触よりは、スイッチを押しているという感覚に近い。それでも、指で切る分には感覚へのフィードバックがあるから、リズムを作って直感的に切り取る行為ができる。

極論してしまえば、歩留まり良く欲しい絵を得るには、4K 動画機を回しっぱなしでストリートを徘徊し、後で静止画を切り出せばいい。でも、それは仮に出てくる絵が同じものであったとしても、自分にとっては全くの別物で意味のないものになってしまう。恐らく、フィルムに拘る人の心理も似たようなものかもしれない(笑)

まぁ、それはそれとして、自分の場合、シャッターを切る行為を含めてアウトプットを得るのが好きだからカメラやってるんだなぁと自覚した次第で。

あ、Ninja ストラップ自体は良いストラップだったのでおすすめしときます(笑)

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