■戦略
1 戦争に勝つための総合的・長期的な計略。
2 政治・社会運動などを行う上での長期的な計略。「販売―を立てる」[補説] 具体的・実際的な「戦術」に対して、より大局的・長期的なものをいう。
(大辞泉)
長期的・全体的展望に立った闘争の準備・計画・運用の方法。戦略の具体的遂行である戦術とは区別される。
(大辞林 第二版)


■戦術
1 戦いに勝つための個々の具体的な方法。→戦略
2 ある目的を達成するための具体的な方法・手段。「賃金闘争の―を練る」「人海―」
(大辞泉)
(1)個々の具体的な戦闘における戦闘力の使用法。普通、長期・広範の展望をもつ戦略の下位に属する。
(2)一定の目的を達成するためにとられる手段・方法。
(大辞林 第二版)


■マネージメント
1 経営などの管理をすること。
2 経営者。管理者。「トップ―」
(大辞泉)
(1)管理。経営。
(2)管理者。経営者。
(大辞林 第二版)



戦略と戦術は同一視されがちであるが、上記のように、戦略はマクロ的・長期的視野にたった思考方法であるのに対し、戦術は局地的・短期的視野にたった思考方法という違いがある。
また、どちらかというと戦略に対して戦術は従属的な関係で語られがちであるが、どちらが主でも従でもない、対等の関係にあると私は考える。
なぜなら、戦略それのみでは実行の具体性に乏しく、戦略に基づく戦術があって初めて、組織の戦略性が機能するものであり、時には戦術的な勝利が全体の戦略自体を変えることもあり得るからである。


戦略をいかに理解し戦術へ落とし込んでいくか、または戦術を戦略へといかに昇華させるかの手腕が、組織の長には問われると思う。
それがマネージメントでなかろうか。

P.F.ドラッカーの言う『既存の知識をどのように適用すれば目指す成果を生みだせるかということを知るための知識』こそがマネージメントということである。

さて、なぜこんなことを考えているのかと言うと、私が考えて戦略を定め成果を生み出す必要があるからである。(職責から言えば全く必要ないのだが・・・)
なんと、私の属する固体単位の組織には、確たる戦略も戦術も存在しないからである。
当然マネージメントも。(汗
私が所属する組織の長は必要無いとのことなので。(笑

組織は、次のステップへ向けて、発展・積み上げを思考していかなければ停滞し、腐ってしまうと思うが、この戦略的・戦術的思考が必要無いと言っている根拠はなんであろうか。


おおよその検討はつくが・・・。(笑