渋谷、新宿、池袋などの超繁華街立地は別として、ブランド立地というものがある。
表参道、代官山、広尾、自由が丘、銀座なんかがそう。

そのブランド立地で検討物件があったのだが・・・

その物件はそこの立地での周辺物件よりも2割家賃が高かった。
なんで高いのかと聞いてみると、デザイナーの手が入っている物件なのでどうしても家賃コストに反映してしまうとの事だった。

ブランド立地とは言え、テナントビル案件なのにデザイナーの手を入れて、賃料コストを相場より上げてしまうその感覚。
ビルオーナーのこだわりなのか、はたまた、デザイナーのエゴの結果なのか・・・。

出店するテナントの立場から言わせてもらえば、そんなもんいらねー。(笑
デザインにこだわるなら、テナント独自で企業コンセプトにあった物件を一から建てるって。
居抜きで入るんだから、箱だけ用意してくれればいいよ。

かなーり昔、内装デザイナーを入れてスポーツクラブを開発したことがあるのだが、これもどうしようもなかった。
できあがった一瞬はデザイナーが入っているせいだけあって確かにキレイですばらしいものであったのだが・・・。

POPな色にこだわった内装デザインとなっていたため、コンクリート打ちっぱなしにアクリル系の塗装というカラフルなものであったが、こいつがくせもの。
壁の大きな面でインパクトのある色をいれているものだから、施設を使用していく過程で剥げて来るわ、汚れてくるわ・・・結果的にはただの汚い施設となってしまった。

不特定多数の人間が使用する施設では、極力メンテナンスフリーを考えた内装デザインを行うのが鉄則ということを学ばせてもらった。

結局、壁紙を貼るなどの改修措置を取らざるをえなくなったのだが、デザイナーとの契約もあったので、最後まで一悶着。
自分の作品に他の手を入れてほしくないという、デザイナーのエゴ。
「壁の前には物を置くな!せっかくの色のテイストが半減してしまう。」とまで言っていた。


ブログのデザインも同じことだと思う。
まず見やすく、わかりやすいデザインであることが前提で、その上での味付けのデザインであるべきなんだろうなぁ。
私のブログを見てた友人が、項目が英語表記だったりするのでどこをクリックすれば必要なリンクが出てくるのか一瞬迷っていたのを見てそんなことを思った。

まあ、個人のブログは、ある意味マスターベーション的なものであるから、デザインなんぞは個人のエゴを押し通しても問題ないんだけどね~。


【参考書籍】

ユニバーサルデザインの考え方―建築・都市・プロダクトデザイン ユニバーサルデザインの考え方―建築・都市・プロダクトデザイン
梶本 久夫

※ユニバーサルデザインで出てきた物は私にはどれもピクッとこないんだけど、考え方としては良いのかな・・・。