決して批判というわけではないのですが・・・。

トップに求められる資質って何でしょうねぇ。
知識なのか見識なのか、はたまた胆識なのか・・・。

いろんな単語はありますが、腹を据えた判断を迅速に行えるかどうかということにつきると思います。
それにより、例え間違った判断であったとしてもトップを信じ、強い意志をもって仕事を進めることができるのでは無いでしょうか。


今、私が勤めている会社は、旧態依然とした商店経営からシステマティックな近代経営へと脱皮を図ろうとしているんですが、私自身は仕事を進めて行く上でどうも今ひとつ乗り切れないじれったさというものを感じてしまっている。
その原因は、やはりトップの意識が読みきれないということなんですよねー。

システマティックな企業体へと変貌したいという意志は、当然トップの意志なのだが、本当にそう思っているのかと疑念を感じているところにこの私の閉塞感があるんですよね。

直接、トップに判断を仰ぐ必要のある案件がけっこうあったり(と言うか、ほとんどそうですが)するので、当然その場での素早いトップの判断を求めるのですが、その判断に一貫性がなかったり、判断自体を保留にされ、その後その案件自体が立ち消えになったり、所在が不明で判断を仰ぐこと自体ができなくなったり・・・。
こちら側の判断材料提示不足という点を差し引いても、もう少し意識を高く持ってもらいたい気が・・・。



今までの社風が根底にあるので、中々、実態の伴った意識の変化を早急に求めるのは酷ですが、トップに立つ者としての自覚をもう少し持ってもらいたいと思うのは悪いことなんでしょうかねぇ。

■知識(大辞林 第二版)
知恵と見識。
■知恵(大辞林 第二版)
事の道理や筋道をわきまえ、正しく判断する心のはたらき。事に当たって適切に判断し、処置する能力。
■見識(大辞林 第二版)
物事の本質を見通すすぐれた判断力。また、それに基づくしっかりした考え。識見。
■胆識(大辞泉)
胆力と見識。実行力を伴う見識。
■胆力(大辞林 第二版)
物事に簡単に驚いたり恐れたりしない気力。度胸。