本日(昨日)、この駄文ばかりのしょーもないブログが、皆様のおかげをもちまして、10万ヒット超えしました。このドメインの元で MT でブログを構築したのがちょうど昨年の8月だったんですが、そっから数えて11ヶ月、約1年。何とか続けてきたのは、一重に、たいした内容があるわけでもない、うすーいエントリーだらけにも関わらず、このブログに足をお運びいただいている皆様のおかげと、ただただ多謝あるのみです。

ありがとうございます。

本当は、デザインを変更するだけで軽くスルーしようと思ってたのですが、ここら辺の方から、「10万超えしそうだけど、当然TB企画やるんだよねぇ。( ゚Д゚)ゴルァ!!」と脅されてしまったので、最初で最後(たぶん)のトラバ企画をさせていただきたいと思います。まったりとお付き合いいただければ幸いです。(笑)

10万ヒット記念 TB 企画 【あなたのフェイバリットな一冊・一本・一曲(一枚)を紹介してください】

えっとですね、音楽だったり本だったり映画だったりアートだったり・・・いわゆる芸術・娯楽的なるものって、本来、人間がシンプルに生きていく上で必ずしも必要であるものでは無いですよね。もちろん生きていく糧になることもありますが、別にそれが無かったからと言って、生きていくことはできないというものでは無い。でも、なぜだかそういうものに親しみを感じそっち方向へ振れてしまうという。

芸術・娯楽的なるものって、人間の暗い鬱屈した部分(欲望であったり)、時には命を削って作品として昇華されるものだと思います。だから、やっぱり、心の中にどこかくらーい部分を抱えている人は無意識に共感を感じたりすると思うんですよね。だから、人が好きな作品ってその人の人となりを感じる手立てとして、非常に参考になったりするんですよ。

と言うわけで、皆さんの、本・映画・音楽の『フェイバリットな一冊・一本・一曲(一枚)』をご紹介くださいませ。(笑) ジャンルは問いませんので、漫画でもドキュメンタリーでもインストゥルメンタルでも構いません。本・映画・音楽のどれか一つでもいいですし、三つ全部でも構いません。

期限は決めませんので、奮ってご参加のほどを宜しくお願いいたします。m(__)m

ちなみに私の場合はこんな感じ。


【フェイバリットな一冊】
黒銹『黒銹 / 北方謙三』

この本はですね、過去に傷を負って人生から降りてしまった、どうしようもなく優しい人間たちが織り成す魂の再生の物語、「ブラディ・ドール」シリーズの一冊です。全10冊からなるシリーズなんですが、とにかく出てくる登場人物それぞれがもう魅力的で、何度も読み返してます。(笑)
その中でも一番好きなのが、おしゃべりな殺し屋、叶が出てくるこの本なんです。沈黙のもたらすものに耐え切れないおしゃべりな殺し屋・・・その設定がいかしてますね。(笑)

シリーズの内容というか登場人物はこんな感じで、それぞれの登場人物の人生が、川中の経営する会員制のバー「ブラディ・ドール」を通して交錯します。

  • さらば、荒野』:愛する人を死なせた男を過剰防衛で殺してしまったことを抱えて生きている主人公の川中。その川中と魂の部分では繋がっていても、どこかで相容れない思いを抱き続け、屈折した友情で繋がっている弁護士の宇野、通称”キドニー”。元やくざで組長殺しの回状持ちの寡黙なバーテン藤木。
  • 碑銘』:川中を殺すために送り込まれた殺し屋坂井。
  • 肉迫』:妻を殺されその復讐のためにフロリダよりやってきた秋山。
  • 秋霜』:「私がいる。おまえには私がいる!」ただそれだけを伝えたいがために、女の元へやってきた老画家の遠山。
  • 黒銹』:裏切りを許せなかった過去を抱え、沈黙がもたらすものを恐れるおしゃべりな殺し屋、叶。
  • 黙約』:抜群の技術を持ちながら、手術で患者を死なせてしまった過去を抱える、流れ者の外科医、桜内。
  • 残照』:突然、自分の前から姿を消してしまった女を追いかけてN市にやってきた下村。
  • 鳥影』:3年前に別れた妻を救う為に N 市へとやってきた立野。
  • 聖域』:川中を殺すための鉄砲玉として雇われ、突然退学した教え子を探しにやってきた高校教師、西尾。

そして、『ふたたびの、荒野』で最後の闘いが始まる。

【フェイバリットな一本】
死にゆく者への祈り
同名のジャック・ヒギンズ原作の小説に惚れ込んだミッキー・ロークが映画化を望んで確か実現したような。原作小説が非常に秀逸な名作だったので、果たしてどうなのよ?と思ってたんですが、抑え目で抒情感溢れる映画となってます。

自ら仕掛けた爆弾で誤ってスクール・バスを爆破してしまい、その罪の意識にさいなまれ、生きながらにして死んでいる、IRA の天才ガンマン(テロリスト)、マーティン・ファロンをミッキー・ロークが好演しています。

ラスト、泣けます。

【フェイバリットな一曲(一枚)】
DEVIL SOLDIER(戦慄の奇蹟)(紙ジャケット仕様)『DEVIL SOLDIER(戦慄の奇蹟) / Loudness』

Loudness の82年発表の 2nd アルバム、『戦慄の奇蹟』。これをかけながら車に乗っているとヤバイ事になるんですよ。知らず知らずのうちにスピードがあがっていってしまうのです。(笑) 私にとっての最高のドリブン・ミュージックですなー。