その昔、私がバリバリ思春期の頃、スピリッツで連載されていた漫画に『軽井沢シンドローム』っていうのがありまして。元ゾクの総長あがりの軽井沢を地元としている相沢耕平というカメラマン(自称二流のけつ)が主人公で、その青春群像劇(ベタ:笑)っううか、エピソードとしてのドラマはあっても、どっちかって言ったら、主人公にいろんな意味で絡んでくる人々との淡々とした日常生活が描かれた漫画だったんですよね。で、けっこう好きだったんですよ。私の軽井沢好きのルーツがこの辺にもあったりして。(笑)

で、先日ですねぇ、ちょっと時間があったんで、漫喫へ久しぶりに足を運んだら、なんと続編が出ていたのですねぇ。知らなかった。物語の内容は、その相沢耕平の息子、薫平の話なんですけど、軽井沢シンドローム時代と変わらない内容で世代だけ変わっているという、何だか、懐かしい設定になってました。(笑)

また、読まなければならない漫画が増えてしまった。(苦笑)

それとこれ。タイトルを検索かけるととんでも無いことになるんですが(笑)、これも軽井沢シンドロームと同時代だったかなぁ。そのスタイリッシュな絵と設定が好きで、いつまでも私の中に残ってたんですよ。で、3年前だったか、ヴィレッジ・ヴァンガードで当時の大判コミックで2巻まで出てたやつを見つけて買って帰って後生大事に持ってるんですよね。そしたら、なんと再販されていたという。しかも続きが読めるとは思えませんでした。出てるの知らんかった。(苦笑)

内容はですねぇ、背景設定の全く無いナツと高校生のユキとカホという、3人を中心とした、青春群像劇・・・というにはあまりにもかけ離れた感じなんですけどね。(笑) アランドロンの”冒険者たち”だったり、ジャン・ポール・ベルモンドの”勝手にしやがれ”だったり・・・どこかヌーヴェルヴァーグっぽい雰囲気を感じさせて非常に良いです。

いやはや、さくっと寄って帰るつもりだったんですけど、こいつらのおかげでついつい長居をしてしまいました。(苦笑) それにしても、漫喫、定期的に通うと新たな発見があっていいですなー。って仕事しろよ>自分。(大笑)