とある駅ビルに新店がオープンするので、ここ連日セットアップに行ってるのだが…その案件が来た時に現調兼ねて、その館にお邪魔したんだが(もう半年ぐらい前)、かなり昔(5年前ぐらいかなぁ)に私がとある場所で新業態店として一号店開発を行った時のショップが入ってた。おー、ちゃんと店舗出店してるんだなぁと思いつつ見てたんだけど、何か私が開発した時と様子が違う。

そのショップ、とある老舗玩具メーカーが自社のとあるキャラクターシリーズ(私より若い世代のだいたいの女子は子供の頃お世話になってるはず)の専門店という位置づけで、通常の量販で売ってる商品プラスその専門店オリジナルの商品を出していくと言う、アンテナショップ的性格の強い店舗だったのだが…カフェ併設型の店舗になっていた。その時、軽く現調をし終わって館の方と面談した時に、「あの業態の一号店開発をやったんですよ、私。」なんて話をしつつ、「コンセプトを変えたんですかねぇ?」と質問したら、「なかなか厳しくて色々試行錯誤されてるようです。」と言うことを聞いた。

そんな話をしたことはすっかり忘れてたんだけど、その駅ビルに出店することが決まり契約も終わって、セットアップに入って久しぶりに訪問して、そう言えばどうなってるだろうと思って覗いてみたら…そのお店は無くなっていた。

私が開発をしていた当時から、店舗ビジネスとしては厳しいコンセプトだなと思ってたんだけど、やっぱり厳しかったようで…。今でも何店舗か残ってるようだけど、そのほとんどが、玩具売り場の一コーナー展開となってるようだから、店舗ビジネスとしては失敗だったんだろうな。それを見越してはいたので、私、そこにはもういないんだけど、何か一抹の寂しさを禁じえなかったのは気のせいだろうか。(苦笑)