エンジェル最近確実に変わったのが、死に対する意識だなぁと最近思う。


 


色んな媒体、経験を通じて、理屈としての死というものは自分の中にデータとしてインプットされてるし、そもそも生きていくこと自体が死に向かっていくことであるから、生を意識すれば自ずと死を感じざるを得ないのが日常と言うものだと思っているので、比較的普通に死を意識したりするのだが。

たまーに、煙草を吸いながらビルの窓から外を覗いて、飛んだらどうなるんだろうなと、ふとした瞬間に思ったりもするが、元々が痛いのが嫌いな小心者なわけで、死を思った瞬間に恐怖を感じてそんな考えを打ち消すわけだが、その恐怖の半分はよくよく考えると、もしかしたら飛んでしまうかもしれない自分への恐怖だったりもするんだよねー。(笑)

元々が、真面目に生きてるかといえば、そうでもなく、結構適当に生きてきてるわけで、死ぬことに対しての恐怖は人並みに強いかもしれないけれども、頭のどこか片隅の方では、死んじまってもいいかな(自ら死を選ぶという意味では無く)ぐらいの投げやりな思考が厳然と存在してたりするのは事実なわけで。

これがねー、自分の子供を持ってから思考が結構変わってきてるんだよねぇ。

適当に生きてるっていう本質的な部分は全然変わって無いんだけど(笑)、初めて死ぬことが本当の意味で怖いと思うようになった、最近。

子供って育てるもんだと普通に思ってたけれども、全然そんなことないのね。逆に子供に育てられる部分が大きい。別に何がどうっていうことじゃないけれども、子供によって気付かされる事がやけに新鮮だったりしておもしろい。

だから、色んなことを教えてくれそうなので、こいつが大人になるまでは生きてみたいなと思うんだよね。そうなると、なぜだか自分の身体が気になりだすわけで(笑)、健康診断も真面目に受けるし、日々の体調管理も気になりだすという。

死ぬ時は死ぬんだ的な、ある意味死を死として捉えているようでいて、実質、別のものとしか考えていなかったのが、生きたいという(別に死ぬわけではないが:笑)欲求を持つことにより、生きることの延長線上にある厳然たる事実として死を捉えることができるようになってくるっていうのは、なんだか面白いなー、と。(笑)

俺、自分みたいに育って欲しくないから子供なんていらないって思ってたし、子供って嫌いだと思ってたんだけど、単に興味が無かっただけなんだな。(笑)

そういう事を考えさせれくれる意味でも、子供って面白いねー。