虚の王 / 馳 星周
最も影響を受けた作家がジェイムズ・エルロイで、エルロイが爆発していて危険な小説「ホワイ・トジャズ」がバイブル。
虚の王 / 馳 星周 ノワール…国内ならやはり馳星周だな。
これ読んで、思い出したのが 氷の森 / 大沢在昌 。
かなり乱暴な言い方をしてしまえば、どっちも同じ内容の小説なんだが、方や渋谷系で方や六本木系。どっちも甲乙つけがたい。
新宿がテリトリーの馳星周が紡ぐ香りはジャックダニエルあるいはワイルドターキーで、六本木がテリトリーの大沢在昌が紡ぐ香りはゴードンのジンあるいは寒梅かな。
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Comments
ハードボイルドなのかな?
うーむ。江戸時代ハードボイルドは(笑)よく読むけど、
現代版は無縁だ・・・。
足踏み入れると、目つき変わりそうな気がして(^^;
でも、藤原伊織はよく読みます。←ちと違う?(笑)
ハードボイルドって言えばそうかなぁ。でも、俺的にはハードボイルドっていうカテゴライズがあまり好きくない。(笑)
どっちも上質のエンターテインメントでノワール。
どちらかと言えば、馳星周の方が救いが無い感じだから、女性向では無いかもね。
鬼平は読んだことないけど、剣客商売は好きだし、柴錬とか藤沢修平とか好物だし、その辺が楽しめる人なら、大沢在昌とかは楽しめるはず。
馳星周はどうかなぁ…。魂惹かれるのは馳星周だけど、俺の場合。