往きてまた還らず（上・下合冊版）

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光文社 (2006-04-20)
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…が俺的にベストだったと思う。鯱シリーズなんかも面白かったが。そうか、亡くなられたのですね。合掌。

■ ベストセラー作家の西村寿行さん死去…大胆な暴力描写で人気 (SANSPO.COM)
「君よ憤怒の河を渉れ」などのバイオレンス小説や「世界新動物記」などの動物小説で多くのベストセラーを生んだ作家の西村寿行（にしむら・じゅこう、本名としゆき）さんが２３日、肝不全のため東京都内で死去していたことが２６日、分かった。７６歳。昭和５５年には長者番付の作家部門１位になるなど、幅広いジャンルをこなす人気作家として、一時代を築いた。

中学・高校時代にものすごくはまった。冒険小説的プロットの中で、人間の中に潜む欲望と狂気がこれでもかというぐらいに描写されてて、当時、ドーパミンでまくりで読み漁ってたなぁ。とにかくエロかったし。

『わが魂、久遠(とわ)の闇に』なんかは、吹雪の山中に不時着した飛行機の同乗者たちに、自分の妻子を喰われた男の復讐なんつう話だし、とにかく脳内が焼ける設定が多かった。

何冊か手持ちが残ってたと思うので、しばらくぶりに読み返してみるか。