ナ・バ・テア
ナ・バ・テア
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森 博嗣
中央公論新社
売り上げランキング: 91,939

すべてが F になる” とかのミステリを何冊か読んでたので、その印象で読み進めて良い意味で裏切られた(笑)。

全編通じて澄んだ空気が張り詰めてて静謐。

作品の持つ透明感がクサナギの中性的凛冽感に集約されてて、それがティーチャとの対比により更に際立っている。

センテンスを短くリズムをとることによって表現されたプロペラ機による空中戦は、16 ビートのフュージョンを聴いてるようでとてもジャジー。

良い音楽を聴いた…っていう感じの良本。

で、実はこいつはシリーズの2作目だったという(笑)。後で知ってちょっとがっかり。どうも俺はA型気質なんで、ちゃんと最初から読まないと気がすまないタイプなんだよねぇ…と思ったら、第1作目の “スカイ・クロラ The Sky Crawlers” は実はシリーズ最終巻であえて最初に刊行したらしいということで、物語的にはこれから読んでも問題ないって言うことだなとあえて自分を納得させとく(笑)。

といいつつ、今日、図書館で借りてきた “フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life” はシリーズ第4作目だった。調べていかなかったのでこういうことになる(バカ)。こいつは読まずに返そう(苦笑)。

→ TB to スカイ・クロラ@uni.blog




引っ越してから、市の図書館がチャリで 2 分という便利な環境になったので、基本、本は図書館借りにシフトしてるんだけど、ひとつ問題なのはハードカバーが中心の構成になるので、summary がよくわからないから意図した本を借りてるのかどうなのかわからなくなるということ。

本屋やブクオフで買う場合は文庫中心だったり、ハードカバーでも帯が付いてたりするんで、ある程度参考になるんだが…。と言うことで、備忘録も兼ねて、再度、本なんかを記録しとくブログでもまた作ることにする…って何度目だ(笑)。