ナ・バ・テア / 森 博嗣
“すべてが F になる” とかのミステリを何冊か読んでたので、その印象で読み進めて良い意味で裏切られた(笑)。
全編通じて澄んだ空気が張り詰めてて静謐。
作品の持つ透明感がクサナギの中性的凛冽感に集約されてて、それがティーチャとの対比により更に際立っている。
センテンスを短くリズムをとることによって表現されたプロペラ機による空中戦は、16 ビートのフュージョンを聴いてるようでとてもジャジー。
良い音楽を聴いた…っていう感じの良本。
で、実はこいつはシリーズの2作目だったという(笑)。後で知ってちょっとがっかり。どうも俺はA型気質なんで、ちゃんと最初から読まないと気がすまないタイプなんだよねぇ…と思ったら、第1作目の “スカイ・クロラ The Sky Crawlers” は実はシリーズ最終巻であえて最初に刊行したらしいということで、物語的にはこれから読んでも問題ないって言うことだなとあえて自分を納得させとく(笑)。
といいつつ、今日、図書館で借りてきた “フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life” はシリーズ第4作目だった。調べていかなかったのでこういうことになる(バカ)。こいつは読まずに返そう(苦笑)。
→ TB to スカイ・クロラ@uni.blog
引っ越してから、市の図書館がチャリで 2 分という便利な環境になったので、基本、本は図書館借りにシフトしてるんだけど、ひとつ問題なのはハードカバーが中心の構成になるので、summary がよくわからないから意図した本を借りてるのかどうなのかわからなくなるということ。
本屋やブクオフで買う場合は文庫中心だったり、ハードカバーでも帯が付いてたりするんで、ある程度参考になるんだが…。と言うことで、備忘録も兼ねて、再度、本なんかを記録しとくブログでもまた作ることにする…って何度目だ(笑)。
どうも、もうどれだけぶりか分からないくらい久しぶりです。
おぉ、森 博嗣だ!ということでコメントをば(すべてがFシリーズは一応全部読んだクチなので)
ここしばらくは森作品と遠ざかっているので、また久しぶりに読んでみましょうか…とふと思った次第であります。
おお。お久しぶりです~(笑)
すべてがFシリーズ全部読んだんですかー。
私は4冊?ぐらいで止まってますw
この本は装丁というかカバーのイラストが気に入ってて気になってたのを忘れてて図書館で見っけて借りたんですよ。
そしたら、結構良かった。読込むタイプの本では無いけど読後感が清涼で良いですよ。
おすすめ~
実を言うと、森博嗣作品は初めてのぼくですが、
すっかりハマッてしまって、
今じゃ第三巻『ダウン・ツ・ヘヴン』を楽しんでます。
目下のところ気になるのは、
やっぱり押井守の手による映画ですよね。
個人的にこのシリーズに関しては、
イメージボード程度のものがあれば十分なんですが……。
はてさて今回の映像化は、吉と出るか、狂と出るか?
# 580さん
なるほど、これが初ですかー。であると、その他の一連のミステリとはちょっと違うので他はアレかもしれませんね。雰囲気は同じですが。
押井守で映画化ですかー。知らんかった。うーん、どうだろう?
トレイラーを見た限りでは、何か物語に変な動機付けとかをしそうな感じでちょっと不安(笑)
後はキャラデザインがどうなるかですねー。
とりあえず見てみたい気はしますが。