魍魎の匣 / 京極 夏彦
厚さ 5cm 、1000 ページ超の新刊本持ち歩くのは骨が折れる…。
とは言え、図書館で借りるとなるとどうしても新刊本になってしまうので致し方なし。まぁ、刊行本の分厚さに定評のある京極夏彦さんだから、その重みもまた心地良し…なわけ無い(笑)。結構しんどかった。
ただ、このお人の物語は破綻が無く説明的なものは皆無なので、民族的基礎知識が無くとも物語にすっと集中できて一気に読ませるから往復3時間近い通勤時間で3日で読み上がった。それほど京極堂作品を読み上げてるわけじゃないけど、滑らかに読み進めることができたのはそれだけあやかしの術中に嵌ってしまっているということなんだろうな。
今回、映画化ということでこいつにとっかかったんだけど、他の京極堂シリーズ含め、私の中では京極堂は堤真一につながらなかったので、ハコで見るのはやめようかなぁ…というか、お腹一杯(笑)。