桜の樹の下には
屍体が埋まっている。これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。
檸檬 / 梶井 基次郎
正直、桜をのんびり眺められるような状況では無いんだが…。死というものはやがては誰のもとにもやってくるごく当たり前のものと頭ではわかってはいても、突然、目の前に現れ期限が切られると思考停止してしまうのは否めない。ましてや、自身にとって近いところで死に脅かされるとはね。
そして、それが桜の季節にやってきたから、桜は死を連想させるものとして、今後も私の中に残ってしまうんだろうな。
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Comments
私も桜の季節にはこのフレーズを思い出します。使い方を誤ると女性に嫌われます(笑)
なんと!梶井基次郎でおぬなのこを口説いてるのねwww
それは(ry
目黒川、近くて良いねぇ:)
最近、公私共に厳しい状況なのでなーんもやる気がしないけど、ぼちぼち遊ぼうかなぁと思っているので、年明けに…なんて言ってたメシ行きませう(w