写真は那須ガーデンアウトレット。

こうして見ると、環境の作り込みがいかに大切かっていうのが如実にわかる気がする。民事再生したゼファーが開発したアウトレットだから、資金的に厳しかったんだろうなぁというふうに思えてしまうが。

顔ぶれを見れば、同じ PM 会社である西武商事の軽井沢プリンスショッピングプラザ、或は、プレミアムアウトレットのチェルシーと同等なんだけれど、環境デザインが単調、平板でつまらない印象を受ける。

軒の屋根部スレートが見えてしまってて、安っぽい印象を受けるし、軒の高さと軒先の長さのバランスが悪く、それが平板な印象を与えてしまってる。通路部は広いにこした事はないが、花壇部を設けるとかの変化をつけてあげないと、広すぎて単調で冗長になる。インフォメーションセンターへの導線なんて、バックヤード導線っぽく、何の意匠もされていないのはどうなのよ。

せっかくの顔ぶれが生かしきれてない施設のように感じた。

アウトレットそのものを目的にする為の仕掛けをするチェルシーと、御用邸のある由緒正しいリゾート地へ遊びに行ったついでに寄るアウトレット、という位置づけの違いもあるとは思うが、要は、商業施設デベロッパーとしての経験値の差が、環境デザインに表れてるということ。

平日に行ったんだが、正直、わくわく感が無くてすぐ飽きてしまった。これなら、遠出するならプレミアムアウトレット佐野の方が良いかな…。

で、本題。

ユナイテッド・アローズや BEAMS で何か買おうと思って物色してたんだけど、BEAMS はアウトレット専用商材だらけであまりお買い得感が無く、方や UA は、プロパー商材の赤札品揃えが豊富で正当なアウトレットの売り場になっており、かなりお買い得感があった。

UA さんとこのプロパー店舗、売り場が荒れている気がしてて、たぶん売上落としていて苦戦してるんだろうなぁと思ってたけど、アウトレット店舗の売り場見て、その裏付けがとれた感じ。

アウトレット店で品揃えが豊富と言う事は、当然プロパーのお店で売れなかった在庫が回って来ていると考えるのが道理だから(笑)

と言う訳で、今年は、ユナイテッドアローズはアウトレットで買うのが断然お得です…という話でした(笑)