すっきりしないが…
良いも悪いも、写真は時間を止めてリアルな瞬間を映し出す。周辺の状況もフレームから外れた所は写らないし、前後の時間を想像する事はできても、過去を写し取ることは出来ない。ましてや未来なんか言わずもがな…。
同じ様に、片目がほとんど見えなくなってしまっている子猫が 5 匹。カラスにやられたか、人にやられたか…。中には、両目まで見えにくくなっている子も。逆に、目が開いたばかりのような年端も行かない子猫も…。
捨てられた飼い猫だったのかもしれないし、生まれた時からのら猫だったのかもしれない。本来なら母猫が近くにいるはずなのに、その気配すらない。都会の中の公園の片隅だったから、餌を取りに行って車にひかれてしまったのかもしれない。
そばに近寄ると、気配を察して足にまとわりついてくるほど、まだ警戒心なんかも持ち合わせちゃいない。
のら猫は気ままで自由で幸せなんかじゃない。過酷な環境の中で生きて行かざるを得ないのが現実。年齢、経験も含め、この子達が生きて行くのは難しいだろう。
かと言って、正直、私に何が出来る訳でもないし、するつもりもない。何度も来れる様な場所でもないし、毎日合えるわけでもない。
ちょっとでも安全そうな近くの植え込みの中へと子猫達を移し、何かすっきりしないまま、家路についた。
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Comments
野良猫は目の病気が多いんだよなぁ、うちのネコも右目がおかしくて診てもらったらクラミジアだった。
知り合いがひろってきた子猫も片目がだんだん飛び出してきて目玉落ちちゃった、それでもがんばって生きてる。もちろん飼い主の介抱があってのことだが。
このネコも、もう片目はダメだろうし、もう片方も目ヤニがけっこう出てるんで時間の問題だろうな。まだ産まれて半月くらいだろうに。
だれかに飼われることを祈る。
都会は人も多いが野良猫も多いんだな。
# rpm
うん。人が多いから野良猫も多いんだと思う。
野良だって、初めから野良だったわけじゃないだろうからね。
撮り始めてはたと気付いたら母猫の気配が無くてねぇ。それ以上撮る気が無くなった。何だかねぇ…。