アウトレットモールが好調…
と言うけれども、一般的にそう認知されるとだいたい下り坂になっているというのが自然の摂理。絶頂と同時に衰退が忍び寄ってくる罠w
だいたいどこの大手ディベロッパー(って言ってもアウトレットモールベスト3と言えばあの3社しか無いw)も口を揃えて、”ウエィティングリストがパンパンです” “昨対取らなければ次の契約の更新は無いと思ってください”とかおっしゃられるが…
データを見るとバスでの来場者数や駐車場別来場台数等、明らかに昨年を割っているし、売上が落ちているにも関わらず売上高ランキングが上がっているテナントがちらほら出ているので、必ずしも良いと言うわけではない。買い上げ客数が減っているので買い上げ点数で何とか売り上げを確保している状況がデータから垣間見える。
そこから見ると、せっかくアウトレットに来たのだから買っちゃえという意識は全くと言って良い程無くなり、プロパー店舗での購入の仕方と同じで、吟味して吟味して…でも買わないという顧客の動向が伺い知れる。
店頭を見てても、何点買ったら何% OFF という札ばかりが目立ち、売れてる感の感じられない売り場のように見える。
ご他聞に漏れず、この経済状況下で、アウトレットモールにもプロパーモールと同様の陰りが見え始めていると言う事だなぁと。観光立地、郊外立地のアウトレットモールなんか特に顕著にその状況が表れて来ているように思う。
超一級のアウトレットモールでさえ、そういう状況となりつつあるので、その他大勢のアウトレットの状況は伺い知るべし…だなぁ。
先のヴィーナスフォートの例もあるので、アウトレットは好調と今後もメディア等で喧伝されていくのだろうけれども、よくよく吟味して考えないと、足下を掬われる可能性もあるのは否めないと言う事で。