幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))
東野 圭吾
集英社
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“いつでも白夜の中でしか生きてこなかった…。わたしは暗闇に生きていたの。でも怖くなかった。白夜のように暗闇を照らしてくれる存在がいたから。” が白夜行で、”いつだって夜だといった。夜を生きて行こうといった。それでもよかった。だけどおまえはそれすら与えてくれなかった。俺に与えられたのは、すべて幻だった。” が幻夜。


この幻夜、白夜行の続編云々されてるけど、そんな事は読み手が想像して楽しめば良いので言及しないが、物語り的には先のセンテンスからもわかる様に、白夜行のフェイクだなぁ。

亮司と雪穂に対して美冬と雅也では、役不足感が否めない。そしてその不足感がそのままラストに繋がっちゃうんだよねぇ

愛は主観的なもので、客観的な余地など入る術も無いのが、白夜行の二人の関係だったが、幻夜においては、その愛すらどこにあるのかわからない幻だったと言う事だね…ってどういう事かわからんけどwww

面白かったけど、自分にとってはまぁまぁ。白夜行に比べるべくも無いな(^ω^)