Zero Emission
基本的には概念で、人類の経済活動における自然界への排出をゼロにする構想なんだけれども、現在の使い方としては狭義の意味で企業活動において使われることが多い。例えば、電気自動車なんかは、CO2の排出量をゼロにすることによりゼロ・エミッションというコンセプトで開発されているが、最終的に廃車にした時に廃棄物が出る場合、厳密にはゼロ・エミッションとは言えない。
とは言え、ゼロ・エミッションで究極的に環境に対する排出をゼロにするということは、不可能に近いだろう。例えば、このSmart EV はボディにポリカーボネートが多用されているが、このポリカーボネート、埋立処理をした場合でも環境への影響は無いと考えられているだけで、実際のところどうなのかっていうのはあるし、燃やせばCO2が出るし、何らかの排出が行われる。まぁ、ポリカであればリサイクル・プラスチックとして生成できるんだろうけどね。
すなわち、地球全体でのシステムとして考えていかないと、ゼロ・エミッションの構想は実現しない…と wiki のウケウリから入ってみたりw
写真に写っているのは、国内未発売の只今絶賛実証実験中の Smart EV。この御方がレポーティング中なので、詳細なレビューは以下を見るべし。
Smart with V.J.Catkick@
んで、この Smart EV、CO2排出量は99g/kmで、広義な意味でのゼロ・エミッション・コンセプトの電気自動車っていうやつなんだけど、今回、隣に乗っけてもらって、こりゃええな…と。
何が良いかというと環境に優しいというのもあるが、財布にも優しいという点がまず一番。
ウチの場合、2リッターのセダンに乗ってるんだけど、自動車税で3万ちょい、ガス代に関しては一回満タンにするのに月8000円近くのランニングコストがかかっている。そんでもって、乗るのなんて、週末その辺までっていう程度なんで、イニシャルも含め、かけたコストの割には十分に使っていないという、正に反エコ(笑) 楽な車ではあるんだけどねぇ…。
この車の場合、完全電気自動車なんで、充電の問題はあるけど、満充電までの電気料金なんて200円程度(旦那曰く)で微々たるものだし、イニシャルも補助が出るから軽やリッターカー並の金額で購入できる。
さらに、乗り味(あくまでも助手席に座ってた感触だけど)は、俗にいうヨーロッパ車っぽい剛性感で好き嫌いはあるけれど、ウチは好きな方。振り回すわけじゃないので、フィーリングで充分。
航続距離が135km(欧州測定値)なので、ロングドライブには向かないというのと、今のガソリンスタンドの様な電源スタンドがほとんど無いのと、充電にそれなりに時間がかかるという問題点はあるにしても、色気を出さずにシティ・コミューターとして割りきって使えれば、今すぐにでも普通に使用に耐え得る車だなぁ。
何よりもプリウスやリーフ、i-MiEV のようにダサくないしw ちょっと欲しくなった(笑)
ウチはマンション住まいなんで、電源をどう引っ張ってくるかという大きな問題はあるけれど、発売されたら真面目に考えてみようかなぁ…。