Nexus7 で Nikon D3 をコントロール。
そもそもの発端は、シャッター切るだけのレリーズは持ってるとしても、三脚使って夜景とか撮るのにスマホが繋がると便利だよね。タイムラプスとかコンポジットとか、やるやらないは別にして。更には、GPS 拾って位置情報追加してくれるし…みたいな。10ピンのアクセサリーシューへ取り付ける、純製のインターバル撮影ができる専用リモートコードなんて2万近いし、純製のGPS ユニットなんて2万超えだし、たまにやるかやらないか程度の事にかける投資としてはアホくさい。
ってな思いつきから軽くググって調べてみたところ、Android は 3.1以降、OS レベルで USB ホスト機能をサポートしているので、OTG に対応している機器であれば、一眼レフを繋いでコントロールできる(要対応ソフト)と言う事だったので、Nexus7ですよ…と。
ほんとのところ、取り回し含めスマホでやる方が楽なんで、iPhone でやりたかったんだけど、iPhone を接続して一眼をコントロールする製品はそれなりに出ているものの、それなりにコストをかけなければならないのと、絞りやシャッタースピード、ISO の設定、ピント微調整等、完全にカメラをハックするっていう代物では無く、単なるリモートコードの延長線上の製品でしか無いので、つかえねーなー iPhone、次はAndroid に乗り換えだな…という感じになっちゃったのはここだけの話。
iOS は UI レベルも含め、全てにおいて洗練されており、とても良い OS なんだけど、はっきり言って自分的には退屈なんだよね…。iPad mini を売り払って Nexus7 で遊ぶようになって余計そう感じる。ま、その話は本題とズレてるのでまたそのうちにでも。
で、Nexus7 と Nikon D3 を繋ぐのに必要なものは何かと言うと、D3 に付いてきた USB ケーブルを繋ぐための USB ホスト変換ケーブルと、カメラをコントロールするアプリ Helicon Remote(無料)。
このアプリをインストールして Nexus7 にカメラを繋いで起動すると、ライブビュー画面で立ち上がってくるので、モードやら露出設定やらの諸々を画面上で設定し(カメラ側の設定をタブレット上でほとんど弄れる)、ピント位置を画面タップで決めてフォーカスし撮影するだけと言う簡単な流れ。実際に撮影する前のプレビューも撮れる。
簡単なビデオチュートリアルはこちらで。
撮影されたデータはどこへ行くかと言うと、これも設定によって、タブレット側へ転送、コピー、カメラ内のみから選べるので、目的に応じて保存の仕方を設定できるようになっている。RAW 出力に対応させる事はできるんだけど、そちらは有料ライセンスとなっているので必要であれば購入と言う事で。
Android で遊べるソフトは他にも DslrDashboardや、キヤノン専用の DSLR Controller (BETA) なんて言うのもあるので、そのうち試してみる予定。それよりも、Android 3.1 以降で OTG に対応したスマホを中古で手に入れないとなー。Nexus7 でも良いけど、ブツ撮り時ならともかく、外で撮る時のリモコンとしては大きすぎるから、マウントするのも一苦労だろうしね (笑)