Nikomat
銀塩時代はみんなフルサイズだったわけで、フルサイズが特別な何かと言う訳ではなかったんだと思う。ま、ウチはフィルムをやってたわけでもないし、カメラをいじり始めたのも4年前ぐらいなので、特に拘りがあるわけでもないんだけど… フルサイズ使ってて思うのは、フルサイズってそんなに特別なもんなん?って事。

等倍で出力したり伸ばしたりしないのにフルサイズやサンニッパのバカ高いレンズ使ってどうする?… なんていう話はナンセンス。GTR や インプレッサ乗ってるから、レースに出なきゃいけないなんて言う事は無い訳で。フェラーリやポルシェだって言わずもがな。300km超までメーターが切ってあるからといって、300km超のスピードを出さなくちゃいけないルールなんて無いけど乗りたいから乗るわけで。

だったら、自分が好きでやってて、今手に入る道具の中で予算的に許されるなら、スペックを追っかけるのが上等だと思うし、フルサイズ使ってみてナンボなんだよねー。だって、APS-C や 4/3 なんかよりもフルサイズの方が画質が良いんだから、画質の良いカメラを使わなくてどうするっていう話。フルサイズをプロやハイアマチュアだけの敷居の高いものにしておくのは勿体ない。

そういった意味で、今回のα7 でルールを変えてやろうという SONY の意気込みはとても良い。フルサイズのズームレンズキットで16万で手に入るんだもんなー。Nikon の廉価フルサイズの D610 でさえ、ズームキットが 22万だからね。更にα7、この写真の Nikomat 程度のサイズ感に納まってるのはアドバンテージが高い。ストリートでのスナップ撮影で目立たないし、山に登って風景撮るにしても嵩張らないし、これまでフルサイズ画質で撮るシチュエーションでは無かった場面で活躍しそうだなー。

もちろん、ファインダーの見やすさや連写時における OVF の優位性はまだまだ高いから、プロ機を頂点としたヒエラルキーを形成しているニコキヤノの牙城を崩すものでは無いけれど、その橋頭堡には確実になるだろうねー。ましてや、透過光ミラー機のフラッグシップ、α99と同じファインダー(EVF)を使っている様なので、EVF にも関わらずかなりの視認性の良いファインダーになってると考えて良いからね。


あいつら家電屋でしょ?俺らカメラメーカーだし過去から培って来た資産が潤沢にあるからね…なんて考えてたら確実に足下すくわれるだろうね。ま、そんな風には考えてないとは思うけど (笑)


で、そんなに言うならお前買うんだな?って言うと…


買わないw

APS-C 機でレンズ2−3本でうろちょろしてた時期だったら確実に乗り換えてただろうけど、既にフルサイズを運用しててFマウントレンズもそれなりに揃えてしまってる今となっては乗り換えるのはハードルが高いからね。NEX−7 で APS-C レンズも3本持ってるし。資金が潤沢にあれば話は別なんだけどね。と言う訳で、APS-C 版のこれ(NEX-7 後継的な何かか、α3000 的な何か)を早く国内で出してください SONY さん。

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