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しばらく前に入手した、デカコア・4GB・RAM・32GB ROMの Vernee Apollo Lite, 入手までに紆余曲折があったので、手元に届いて使い始めた頃には、別の端末に興味が移っていたのでさくっと手放す予定だけどw… その前にさらっとレビューを。それにしても、最近の中華端末はクオリティも高くなってるので、はまるとやばい(笑) 昨日も1111 独身セールと言うことで中華通販サイトが熱かったので、危うくまた余計なものを買いそうになったのはここだけの話w

さて、この Vernee 社は、社員数30人程度の中国の新興ファブレスメーカーなんだけれども、異常にコスパの高い端末をリリース、ないしリリース予定となっているので、ほんまに大丈夫かいなという一抹の疑念を抱きつつも、Xiaomi や Oppo, OnePlus なんかと違ってまだネームバリューが無いので、逆に使っているやつが少ないというのが入手のモチベーションになりうるメーカー。Apollo Lite リリース前に出した Thor という端末は、Android 6.0, オクタコア, 3GB RAM, 2.5D ゴリラガラス3, 指紋センサー付きで、HD画質ではあれど1万円ちょいで購入できるというので、一部界隈では盛り上がっていて、更に、頻繁にアプデが降ってきて、その度に不具合が改善されていくというので、端末の出来はおいといてうるさ型の中華変態端末好きの間で好意的に受け入れられいてる。

で、2万円弱で購入したこの Apollo Lite だが… いわゆる Qualcomm な Soc ではなく、MediaTek のスーパーミッドレンジな位置づけの Helio X20 なので、別に持っている スナドラ650 の Xiomi Remi Note 3 Pro と比較して Antutu スコア的にはベンチマーク上、大幅に上回っているようだけれども、果たして体感的にどうかというと… 明らかに違いがわかるぐらい速い。Android 6.0 の素に近い OS かつ 4GB RAM を積んているという恩恵もあるかもしれないが。ただ、オフィシャルなAntutu スコアが9万超で宣伝されているにも関わらず、何回やっても 9万には届かなかった(最高で8万強)のでw その辺は中華らしいという感じ。

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端末のクオリティに関しては、Xiomi の方が細かいところでの精度が段違いに良い。SIMカードスロット、ボリュームボタン、電源ボタンの収まり具合が工作精度という部分で若干甘い。ボリュームボタン・電源ボタンに関しては、遊びが大きくて、端末を振るとカチャカチャと音が鳴る(笑) 2.5D ガラスのせいもあるのかもしれないが、ガラスフィルムがきちっとフィットしなくて、端が浮いてしまうし…。電波感度に関しても、Redmi Note 3 pro に比べると若干弱い。RN3P でスムーズに入る場所で Apollo Lite は最初の読み出しにもたつく挙動がある。アッセンブリーパーツのチューニングがもう一つというところかなぁ。とはいえ、全体のクオリティは 200$ の端末としては十二分なレベルにあるので大きな問題では無いが気になる人は気になるかも。

後は、ケースやガラスフィルムなんかのアクセサリーの選択肢が少ないのが玉に瑕。純正のガラスフィルムで端が浮くから一種類しかない他のメカーのガラスフィルムを取り寄せてみたけど、状況は改善されず。かと言って、通常のフィルムを取り付けようにもそもそも扱いが無い。マイナー端末の宿命ではあるが…。ま、裸で使えば良いんだけどね。

それにしても、最近中華端末を複数台使うようになって思うのは、日本のマーケットにおいてユーザーはぼったくられてるなぁという事。SIMフリー端末で日本で公式に売られてる ZenFone3 の SOC がスナドラ 625, antutu スコア6万前後で4万円、手持ちの Huawei の P9 LITE が antutu スコア5万前後で2万円強の価格… 対応する電波周波数が多いとはいえ舐めくさってるとしか言えないw

主要都市圏に住んでる限りは、日本独自の周波数に対応していない中華端末でも充分に実用レベルにあるので、それなりに知識のある人は中華端末を購入すると幸せになれると思う。中華通販で直接買うのが怖いという人は、ちょい割高だけどamazonでも売ってるので以下からどうぞ(笑)