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冒頭の写真は、2010年製の EVH Wolfgang Special Made In JAPAN モデル。色は Tobacco Burst で、中古マーケットでそこそこの値段で取引されてる。



もう一本持ってる FERNANDES のギターは、フロイド・ローズの申し子、ナイト・レンジャー ブラッド・ギルスでおなじみの SSH レイアウトな FST-65. トレモロ・ユニットはフロイド・ローズのライセンスを受けたフェルナンデス製の HEAD KRUSHER. FERNANDES の1987年のカタログに載ってるので、ちょうどウチが高校生末期当時のままのヴィンテージ?品。




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ネックのハイフレット側が若干順反りしててトラス・ロッドを回しても解消されないのと、フレットの山が6割という感じではあるが、30年以上前のものの割には状態は悪くなく、当時の製品技術の高さが垣間見れる…かな。

2010年製の EVH Wolfgang Special, エディー・ヴァン・ヘイレン・ブランドのギターだけあって、ネックも薄く、ボディーも軽く、指板のRがハイフレットになるにしたがってフラットになっていくcompound radius fingerboard (12-16″)で、トレモロ・ユニットにD-Tuna 搭載など、まさに現代のギターという感じで弾きやすいのは弾きやすいんだけど、製品の出来は 1980年代 製の FERNANDES の方が造りがしっかりしているような気がする… 重たいっていうのもあるけど(笑)

FERNANDES FST-65 のボディ材はアルダーで、EVH Wolfgang Special は安価なバスウッドなのに、FST-65 は当時の価格で 65,000円、Wolfgang Special は 税込み 189,000円 …トレモロ・ユニットもチープな雰囲気が漂っていてブロックも薄いのでドイツ製じゃなさそうだし、エディ・ヴァン・ヘイレンのブランド代が半分以上っていうところかねぇ…まぁ、生産数もぜんぜん違うのだろうけど(笑)




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この Wolfgang Special が30数年たって同じ様な佇まいを見せるかどうかはちょっと疑問に思う…いいギターはいいギターなんだけどね。