日本語の美しさ。
昨日、まぁ、車で買い物へちょいと出たのですが、何だかカーオーディオから流れてくる曲がいつもと違うんですよ。SOUL’d OUT を入れてたはずなのに、だんご3兄弟やら、おじゃる丸の曲やらが流れくるという。子供乗っけて、奥さんが車ででかけるから、しょうがないんですけど、なんか調子狂うなぁ。(苦笑)
仕方無しに、いわゆる童謡集をいっしょに聴いてたわけですが、その中に”ちいさい秋みつけた”が入ってまして。
私、童謡って実はあまり知らなかったりするんです。幼少の頃、音楽をたくさん聴いたっていう記憶があまり無くて、普通、知ってるだろう?っていう曲も実は知らなかったりするんですよ。”ちいさい秋みつけた”は、知っている(当たり前)曲だったので耳にすんなり入ってきたのですが、その中で下のような一節が。そんな言葉が入っているなんて初めて気がつきました。(苦笑)
はぜの葉あかくて 入日色
はぜの木とは、ウルシ科ウルシ属の落葉小高木で日本の山野に普通に生えている紅葉の美しい木です。触るとかぶれるらしいですが。そのはぜの木の葉っぱの紅葉が、日が沈む時の色と同じぐらい鮮やかな色という意味で、入日色と歌ったのでしょうが・・・美しい言葉ですね。
子供には、ソウルやブルースやロックを聴かせて・・・なんて思ってましたが、この美しい日本語・・・童謡も捨てたもんじゃないですねぇ…。
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Comments
ホント、きれいな日本語ですね。
だけど なにげに流れてくる童謡に耳を傾けて
そこに ん?・・・・と気づいたBorder.さん。すばらしいです。d(^0^)b グッ!
私が幼少の頃、親がレコードにてガンガンかけていた
「釜山港へ帰れ(韓国語ヴァージョン)」を今でも歌えます。
子供の頃の刷り込みは怖いなと思いました(笑)
よくTVで「親がソウルミュージックを聴いてたので」とか、
「おじさんがギターを弾いてて小さい頃からさわってた」等、
私もそういう環境だったら今頃! なんて思ったりしますけど、
たぶん子供の頃の影響って、教えてくれた人の楽しそうな雰囲気を感じ取って
魅力としてとらえて自分にとりこんでいくんでしょうね。
(じゃなかったら「釜山港へ帰れ」を覚えた意味は何だと問いたい)
子供が生まれたばかりの時、天井からヘンなのをぶら下げていて、
それがクルクルまわりながらオルゴール音を鳴らすんですよ。
頭に染みついちゃって、未だに夜になると「ゆ~りかご~の~
う~たを~ カナリヤが う~たうよ~♪」と危なっかしい音程で
息子に歌ってやるんですが、フト、私この歌詞いつ覚えたんだろう?と。
調べてみたら北原白秋作詞。わーぉ。文学的。
私達って知らない間に美しい日本語をちゃんと身に染みつかせてる
ものなんですねぇ。なんか関係ないけど思わずコメントしちゃいました。
>さえらさん
こんばんわー。^^
褒めても何も出ませんよー。(笑)
>towoko
「釜山港へ帰れ(韓国語ヴァージョン)」ですかー。すごすぎる。(笑)
ほんと、私もそういう環境だったらなぁとよく思います。でも、ピアノ習わされてたりはしてたんですけどね。ぜんぜん残ってない。(笑) 無理強いは駄目なんですね。楽しむということもいっしょに教えてあげないと・・・とつくづく思います。
>あゆみさん
こんばんわー。^^
いえいえ、コメントありがとうございます。
いや、童謡を聴いていて奥さんと、今の若いお母さんは子供に”あゆ”を聴かせたりしてるのだろうか?なんていうことを話してました。いや、あゆが悪いってわけじゃないんですけど、何だか、美しい日本語がどんどん継承されていかなくなってしまうのかなぁなんて思ってしまって…。
こういう感覚、大事にしていきたいですねぇ。^^