The Voice of Love / Julee Cruise
thorn_roseさんからこいつにトラバいただいて、そのエントリーがアンジェロ・バダラメンティだったりするので、やはりこいつをあげなきゃいかんでしょ、と言う事で。(笑)
The Voice of Love / Julee Cruise
■TB to デビット・リンチ&アンジェロ・バダラメンティ by +++甘美で淫靡な泪壺+++
デビット・リンチの撮る画は難解にも関わらず見る者の思考を停止させ、感じることを強制される。ツイン・ピークスはテレビ版ということもあってか、説明的なきらいもあったが、ワイルド・アット・ハートは、ロードムービー的センテンスの中にも日常に潜む非日常性を垣間見せながら、見るものの思考を奪い、感覚へと直接的に入力してくる。そう、それは皮膚と肉との間で何かが蠢いているような感じ。
そして、ワイルド・アット・ハートで多用された炎のアップからの場面展開、ブルー・ベルベットにおける牧歌的な風景の中に突如表れる切り離された耳、ツイン・ピークスにおけるキラー”ボブ”。日常に潜む狂気を視覚より強制的に入力することによる思考停止に加え、アンジェロ・バダラメンティの音、ジュリー・クルーズの歌によって聴覚的な感覚も奪われ犯される。イザベラ・ロッセリーニ、ウィレム・デフォー、デニス・ホッパー、デビット・ボウイの妖しさと狂気・・・。
そう、デビット・リンチの撮る映像に私は蹂躙され犯されているのだ。ワイルド・アット・ハートを見て吐き気がしたように、デビット・リンチが提示する狂気に私の精神はやられ、日常に封印された暗いじめじめとした狂気が呼応する・・・だから、惹かれてやまないのだろう。
ジュリークルーズの声は、密閉性の高いヘッドフォンで聴きたいですね。そうすれば確実にトリップできるから・・・。(笑) それにしてもこのジャケ写、人の顔にしか見えないという。(怖)
ゾクッとするエントリーでのトラックバック、ありがとうございます。
>皮膚と肉との間で何かが蠢いているような感じ。
(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
ただただ‥ 頷いてしまいます。
あのどうしようもない“炎”の感覚。
私は多分‥
この“皮膚と肉との狭間”の部分に“痛み”と“エロス”の変換装置?
そんなものが混沌と蠢いているのかもしれません。
で、反応してバチバチと火花が散ると、ボワッと炎が‥
私はよく『痛みが皮膚を潜ると、云々』と言い表すことが多いのですが、
なんだかそれを指摘されたような感覚で‥ ( ..)ヾ ポリポリ
あ、気分を悪くされたら‥ ゴメンナサイ。
気分直しに、コーヒーと甘いドーナツかパイを‥
あ、吐き気を覚えた方がいらしたら‥ オユルシヲ‥ orz
>thorn_rose さん
おはようございます。^^
>あ、気分を悪くされたら‥ ゴメンナサイ。
いやいや。そんなことは全然ありません。ご心配なく。(笑)
”痛みが皮膚を潜ると、云々”
どこまでいっても出口の無い傷みにも似た快感なんですよね。逝きそうで逝けないという・・・そんな感じ。(苦笑)
あー、コーヒーありがとうございました。
甘いドーナツがまた合うんだなぁこれが。(笑)