受け月 / 伊集院静
無頼派なんて言われてますが、その言葉の持つイメージからは想像付かないほどのとても繊細な物語を紡ぐ作家なんですよね。この短編集には全て野球に関わった人の人生の一片が切り取られていて、そこにはなんら劇的な物語も無いに等しいのですが、どこまでもやさしい余韻を残す素晴らしい短編集です。
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Comments
これ俺大好きな本のひとつ。
もう大学生くらいの時に読んだからもう随分前だけど、すごく好きだった。
伊集院静はものすごく好きな作家の一人だな俺。
最近読んでないけど。
いつか嫁さんのお父さんの誕生日か何かに彼の本をプレゼントしたことがあります。
>yujiro@脚フェチさん
遅レスすんまそん。
おおっ、伊集院静ファンだったんですかー。
私も何冊か過去に読んでて、ほんとに久しぶりにこれを読み返したんだけど、この歳になって、この人の味わい深さがよりわかってきたような感じですね。
昨夜、久しぶりのデートで、彼が、今読んでいる、と知り、私も読んでみようかなあ、と検索してこちらに伺いました。
彼は、今月、お母様を亡くされたばかり、静かに読書するにふさわしい内容なんだろうな、と感じました。
彼の気持ちに寄り沿ってあげたいし、読んでみます。
# ママンさん
初めまして^^
伊集院静さんの本は、ありきたりの日常の中に潜む人のいのちの強さを感じさせてくれます。
この本、とてもいい本ですよ。ぜひ、読んでいただいて、彼に寄り添ってください^^