1 Nikkor 10mm f2.8
手持ちのニコワン V3 の単焦点レンズは、評判通り写りが良い 18.5mm(換算50mm)を入手していたので、その一本で充分かなとは思っていたものの、スナップだとやはり換算50mmは狭く感じてちょっとストレスだったのよね。
そんなところに、あまり評判の良くない10mmが展示品売り切り新品10kで出ていたので確保。V3本体の色が黒なんで、白レンズはどうかなと思いつつも、安かったからまぁいいやというわけで。
確かに描写力は18.5mmの方が全然良い印象なんだけど、結局のところ、ニコワン本体の1inchセンサーにクセがあるんで、描写力の違いは大した問題じゃないかな。自分的にはそれなりにキレイに写りゃ良いカメラという位置づけなんで。
ニコワンについてはスナップ用途でライトに使ってるんでそれほど突き詰めてはいないんだけど、使ってて感じる印象は、昔D2Hを使ってた時と似た感じ。とにかく色合いの調整に苦労する。ホワイトバランスオートの設定が悪いのか、センサー感度がこなれていないのか、光が潤沢じゃないところで撮ったやつはノイズも含めなかなかに大変。
とは言え、この大きさで連写能力が高くそこそこ写るんで、どこに軸足を置いて使うかで評価も違うと言うことで、ウチ的には良いカメラ。経営危機が聞こえてきて以降、ニコワンの今後の行く末が全く聞こえなくなってしまったので、ディスコンになりそうな雰囲気があるけど、このシステム、できれば存続してもらいたいもんだなぁ。