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容量が不足してきたので、HDDの入れ替えとともにNAS本体もアップデートする事に。ReadyNAS102, 購入してから4年、安定稼働しているものの、RAM512MBというロースペエントリー機というのもあって…

単なる個人用のファイルサーバーとして使っている分には、現行のままでHDDだけ入れ替えれば良いんだけれど、終活じゃないけどwぼちぼち本腰をいれて撮りためてる家族写真やホームビデオ、音楽ファイルの家族共有をしていかなきゃなという事で。

写真に関しては一時 flickr のプライベートアカウントを作ってちまちま上げて共有してたけど、めんどくさくなってやらず。
ホームビデオに関しては、一部ブルーレイに焼いてはあるけど8mmは手つかずのまま。
iTunes で取り込んだ手持ちCDは、それぞれの個人アカウントで Google play music に放り込んでるけど、新しいのを取り込んだらそれぞれにアップロードしなきゃいけないのでそれも面倒。

写真なら Photo Station, 動画なら Video Station, 音楽なら Audio Station, そしてそれぞれにモバイルアプリがあるので NAS に放り込んだらどっからでもそれを読みに行ける Synology, よさげじゃね?というわけで。

Netgear の ReadyNAS にもサードパーティ製のアプリがあるんだけど、アカウント登録は別にしなきゃならないとか使い勝手がいまいちだし、ひとつで完結しないという難点がちょっとね。まぁ、わかりにくいっていうのが一番だけど。

ベイ数は、現状2TBに満たないデータ容量なんで、この先短期間に倍以上に増えるとも思えず、4TB 容量をひとつの基準と考えた時、4ベイで Raid 5 を組んでも過剰かなと思うので 2ベイの ReadyNAS 212 と同等スペックが一つの基準になるかな。

ReadyNAS 212 のスペックは以下の通り。


Synology のデスクトップタイプ 2ベイ NAS のラインナップは現行以下の通り7機種あって、個人向けの J シリーズ、SOHO 向けの Value シリーズ、中小企業向けの Plus シリーズに分かれている。

【Jシリーズ】



【Value シリーズ】




【Plus シリーズ】



こうしてスペックを抽出してみると、CPU の能力差は知らないけど Netgear のコストパフォーマンスの良さぶりが際立つなぁ…。やっぱ、Netgear にするかなぁと思いつつ、同スペックレベルでチョイスしたのが DS218 で 購入時27.5k也。

Synology DS218, 今の所、購入した感想としては、Netgear より8000円弱高かったけれども UI 的にもソフトウェア的にも非常に満足度が高くて良い。ネット界隈的にはサポートが糞って書かれてるので何かがあった時には少しハードルがあがるかもだけれど、それは Netgear も同じだし、自力で解決すればいい話なので無問題。

本体の出来に関しては、Netgear のスチール筐体が角ばっていて放熱性も高そうな質実剛健な感じに対し、まろやかでちょい洗練されたデザインではあるけれどもプラスチッキーで軽く華奢なイメージ…悪く言えばチープ。まぁ、92mmのファンが付いているんで、放熱性には問題なさそうだけど。

本体購入と同時に、HDDは今回は Seagate の NAS用HDD Ironwolf 4TB をチョイス。前回は WD のNAS向けREDシリーズが安かったので使用していたが、今回はシーゲートの方が安かったので(笑) 購入するにあたっては、amazon で一台、NTT-X Store で一台購入し、気休めかもしれないけれどロット違いになるように配慮…なったかどうかはわからんw。

周辺機器は ReadyNAS102 の時に使用していたバックアップ用外付け HDD IO-DATA HDCL-UT 2TB と CyberPower の UPS CP550JP を接続。両方とも互換性リストにはあがっていなかったが問題なく認識して安定稼働中。



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4TB×2 の RAID1 での運用なので、バックアップ HDD の容量がそのうち足りなくなる為、ReadyNAS102 で使用していた WD RED 2TB ×2台を、ラトックシステムの RAIDケース RS-EC32-U3RX に投入し、JBODで4TBにまとめてバックアップディスクとして導入したんだけれど、こちらははずれだった。バックアップタスクを走らせている途中で HDD側がハングアップし、それにつられて NAS側もフリーズしてしまう。30GB超バックアップ終了時であったり400GB超バックアップ終了時であったりと、タイミングがまちまち。JBODをキャンセルしシングルで試してみても結果は同じだったので、SATA だかのコントローラー側の問題かもしれない。フリーズする度に電源引っこ抜くのは精神衛生上悪いので、早々にこちらは amazon へ返品w

どうすんべという事で、改めて互換性リストに載っている 4TB portable HDD WD elements を購入…したんだけれども、こちらも後残り25%(1TB超バックアップ済み)の時点でI/Oデバイスエラーでバックアップタスク異常終了…orz まぁ、NAS側を道連れにしないだけまだ良いけど。

もともとこの WD elements、筐体の出来が悪く接触不良が多いっていうのをネット上で見てはいたんだけど、NASのバックアップ用途なんで一度接続すればそうそう外さないし、コネクタ周りの抜き差しで不良になる心配もないだろうと高を括っていたんだけど、見事にハズレをひくという。とりあえず amazon 様々で交換手配かけたけれども、素直に現行動いているIOデータの外付け HDDの系列を買っておけばよかったかねぇ…交換品も同じ状況だったら別のシリーズに変更だな。

これは後から知ったんだけれど、WD elements、HDDから直接USBポートが生えているので、接触不良だからといって、殻割して他のHDDケースに入れなおす…なんて言う事ができないので汎用性に欠ける。購入はあまりお勧めできないかも。

んで、NAS のバックアップの運用に関しては、外付けHDDは winでも macでも扱える exFAT 形式でフォーマットして、Synology 謹製のバックアップツール、HyperBackup を使用して 4TB の容量の方でヴァージョン管理付きのフルバックアップを行い、2TB の容量の方でヴァージョン管理無し(単なるデータコピー形式)で写真データのみをそのままバックアップするようにした。ヴァージョン管理付きのフルバックアップは高機能ではあるけれども、PC/macから直接読めるファイル形式ではない(ソフトウェアを介してのアクセス)ので大事なものに関しては2セットのバックアップという形式ですよと。

NAS で RAID1 で冗長性を確保しつつ、2セットのバックアップを保持…完璧じゃね?(笑)


だがしかし… つづく