ホワイト・ジャズ (文春文庫)
ジェイムズ エルロイ
文藝春秋
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ジャズのジャムセッションの様なその文体。わけもわからない内にその狂気へと引き込まれていってしまった。正直危ない小説だけど、とにかく惹かれる。自分の奥底に眠る狂気が引っ張り出されるような・・・。この人、少年時代に母親を何者かに殺され、その後ドラッグなんかやったりして刑務所にも入ってるんですよね。1950年代のロサンゼルスを舞台に、悪徳警官クラインが破滅へと引き込まれていく話なんですがねぇ、ものすごく良いです。