うーん、非常にわかりやすい戦略ですね。既存の物流網・商品調達網を生かした形での、ラインナップの強化ということですね。店舗としてコンビニは飽和状態になってるわけで、既存の店舗のスクラップアンドビルドもしょっちゅう行われているし。んでもって、基本は FC 形態だから、店舗のオーナーさんは別にいるわけで、営業的に上手くない店舗のオーナーさんに対して、選択肢も提供できるという構図。高価格帯であるナチュラル・ローソンはその店舗性格上、出店エリアが限られるので出店余地もそれほどないですしね。

ローソンが100円ショップ 生鮮食料品など販売へasahi.com
ローソンは生鮮食料品や生活雑貨などほとんどの商品を100円(税別)で販売する100円ショップを出店する。08年2月までに700~1000店とする計画。低価格品の品ぞろえを充実させることで、コンビニとは違う客層を取り込もうとの狙いだ。

商品単価が安いので、店舗グロスでの売上もそれほど高くならないでしょうから、家賃コストはそれほど出せないでしょうし、坪家賃10,000円前後がいいとこですかね。と言う事は、この分野でのコンペティターである SHOP99 さんの出店とかぶりますねぇ。

このフィールドで勝負していたのは、SHOP99 一社だったわけですが、ローソンに自社の持っている物流網と商品力で殴り込みをかけられたわけで、おちおちしてられなくなりましたなぁ、SHOP99 さん。

と言うわけで、株価が値をさげてますね。
株式会社九九プラス:Yahoo!ファイナンス

ただ、ローソンの計画では既存のコンビニと同じぐらいの大きさ(30~40坪)と言う事なので、品揃え的にはどうなんでしょ。品揃えを変える事によって、コンビニとは違う客層云々ということですが、それでユーザーから受け入れられるんでしょうかねぇ・・・。私的にはやはり求めるのは、スーパー的側面(定価販売ではない)を持ったコンビニである SHOP99 的なあり方だったりするので。

と言う事で、品揃え、どうなるんでしょうねぇ。最終的には SHOP99 っぽくなって終息していくような気がするのですが。