去年から見直しされてた「まちづくり三法」だけれど、予定通り改正という方向で成立しましたなー。

Yahoo!ニュース – 毎日新聞 – <まちづくり3法>改正都市計画法が成立 大型店の規制強化
スーパーなど大規模集客施設の郊外出店の原則禁止や、中心市街地の空き店舗に出店する際の規制緩和を柱にした「まちづくり3法」の見直しの一つとなる、改正都市計画法が24日、参院本会議で可決、成立した。


今後、一万平方メートル超の商業施設は原則として、用途地域が、商業、近商、準工業の3地域にしか出店できなくなる。要は、中心市街地に近いところというわけで。

「まちづくり三法」の見直しは、大店法の廃止に伴った郊外の大型店の出店増加による中心市街の空洞化、俗に言う「シャッター通り」に歯止めをかけるという趣旨の元に行われたわけだけれども…。それって、全て大型店が悪いという感じになってるけど、中心市街地の小売店の努力が足りない部分もあるんじゃないかなぁと思う。

この法的な部分での規制って、結局はユーザー不在の賜物でしか無いじゃない?地元小売店主の保護的な側面が全てで、体裁だけ整えてるだけにすぎないんじゃないかな。郊外での大型店舗にユーザーが流れてしまったのは、結局はそこに欲しいものがあるからで、そのニーズに答えられなかった中心市街地が淘汰されただけのことでしょ。そして、それを自治体は手を拱いて見てるだけで何もして来なかっただけじゃない?中心市街地における駐車場の問題とか、アクセスの問題とか、手をつけるところはいっぱいあったと思うぞ。

当たり前の事を当たり前にやらないで、法的な規制に頼る形で解決を図るんじゃぁ、根本的な部分は何も変わらないんじゃないかなぁ。もっと市街地活性化に関して具体的に議論してからやりゃぁ良いのに。ま、成立しちゃったもんは仕方ないけどね…。と言うことは、数年で見直しになるんじゃないの。(笑)

これで今年から来年にかけて、駆け込みでの大店立地法がらみの案件が増えるんだろうな。現実的に多いしね。そして、それ以降は当分郊外型ショッピングセンターの出店は減少すると。でも2008予定の超大型なあの物件とかこの物件はどうなるんだ?(笑) 今のうちに認可とっとくんだろうけど、どこまでいけるかな。最近、自治体からデベに待ったがかかる案件が多いからな。(笑)


ところで、この法案、当初「3大都市圏と政令指定都市は対象から除外」となってたと思うが、それってどうなったん?