ザ・モール仙台長町とか
ダイヤモンドシティ・エアリが2.28にオープンする長町を筆頭に仙台エリアが局地的に熱い(笑)。
エアリはダイヤモンドシティが、村山ミューに続いて三越を核に入れた RSC っていうのもあって、デベロッパー、リテイラーの面々は郊外型モールに果たして百貨店は必要なのか?という命題の試金石にしようと、何かと注目してたりする。
一方、このエリアには昔から一人勝ち(年商300億超)の旧いタイプの箱型モール、西友のザ・モール仙台長町があって、こっちの動向も何かと注目されている。
と言うのは、隣地にザ・モールが駐車場として使ってる市所有の1万4千平方メートルの空地があって、ここは当初、仙台市が「女性センター」を建てようと計画してたが、もっと旨みのある使い方があるだろう(笑)ってことで、計画を中止して民間事業者に貸し付けて有効活用しようってことでコンペやってたんだよね。
で、その予定者が三井不動産に内定したみたい。西友は入札するとは聞いてたけど、本気で取りに行く感じには見えなかったので、やっぱりザ・モールの PART3 館を造るだけの意思はなかったということね。株主(ウォルマート)の意向もあるのかもしれないけど…モール型っていう文化はウォルマートには無いからなぁ。
■日本建設新聞社 news index 2/2 (キャッシュ)
仙台市は、長町7丁目西地区の市有地の有効活用を図るため、民間事業者からの提案を募集し、選定作業を行った結果、1日までに最優秀提案として、三井不動産(株)を公益的施設を含む複合施設の建設および運営を行う民間事業予定者に決めた。
建物は、S造6階建ての延べ4万平方メートルで、主な用途は、保育園、クリニックモール、文化小ホール、スポーツジム、物販、飲食で、だいぶ公益的要素が反映されている。
スケートリンク廃業で話題になった仙台泉区のダイエー跡でも、西友+三井不動産 vs イオン本体新店なんていうのがあるし、泉中央エリアもまだまだ熱いねぇ。
商圏は伸びてるし、所得は高いし、エリアとしては良いんだけど、ここはどれも小振りのモールが多いから、今だに趨勢が決まらない状態。いずれにしても、買いまわり中心のアパレル系は坪効が低くなりそうなコンパクト型モールばっかりなので、中々手を出しにくいのが正直なところ。
どっか、ドカーンと6万平方メートル超級のモール出さないかねぇ。当たること間違いないと思うけど。
仙台港背後地センター地区なんつうのもあるけど、ここはどこのデベになるんだろうねー。(笑) 1/31に締め切りだったようで、下記4社が入札してる。
双日商業開発・イオンモール・大和ハウス・三井不動産
ここは曰く付き(行政がうるさい)のエリアなので中々開発が決まらなかったけど、これでようやくどっかが仕上げることになりそうだ。しかし、イオンモールの計画にアウトレットモールって入ってたのにはわろた。通常の商業施設じゃ許可下りないからだろうけど、自前でできるんだろうか。
いずれにしても、今年10月までには出れるところには全部唾つけとかないと、街づくり三法の兼合いで郊外の開発がしばらく止まるから、デベロッパーにしてもリテイラーにしても勝負どころっつうとこですなー。仙台地区は何気に行政の主導が強いエリアだしね。