今度はロイター見てたら興味深い記事が…。47 News にも出てるけど、情報量が少ないので、ちょー適当に訳してみると以下の様。

Beyonce sued by Abercrombie & Fitch over fragrance
REUTER (Wed Sep 16, 2009 8:10pm EDT)
In a federal lawsuit filed on Tuesday in Columbus, Ohio, Abercrombie claims a fragrance under the singer’s “Sasha Fierce” label “poses a likelihood of confusion” with the retailer’s own “Fierce” brand.

連邦裁判所へ提出された告訴状によると、ビヨンセの香水ブランド “sasha Fierce” レーベルが、アバクロの “Fierce” というブランドと混同をきたす恐れがあるとの事。


どういう話かと言うと、今回問題になってるのは香水の話で、アバクロのお店に行った事ある人はわかると思うけど、アバクロでは店頭の商品全てに香水を振りまいて売っており、その香水のブランド名が “Fierce” となっている。

方や、POP DIVA のビヨンセの別名が “Sasha Fierce” で、ビヨンセは、Coty Inc. とパートナーシップ契約を結んで、2010年初めに香水ブランドを立ち上げるプランをもっており、そのブランドネームに “Sasha Fierce” を使用する可能性がある。

I Am… Sasha FierceI Am… Sasha FierceBeyonce

by G-Tools


アバクロ的には、それは商標権の侵害にあたり、また、消費者が混乱を来す事になり、売上を落とす結果になりかねないので、潜在的商標権侵害、不公正競争、及び人をだます商慣行を止めようとする為に訴えたぞ(゚Д゚)ゴルァ!! と言う事です。

But on Wednesday, Coty executives said they do not intend to name the fragrance after Beyonce’s alter-ego — Sasha Fierce — and hence it would pose no threat to Abercrombie’s product.


んが、Cotyの幹部が水曜日に、「”Sasha Fierce” という名前は使わない。よってアバクロの商品への脅威にはならないだろう。」という声明を出したので、この騒ぎはもうこれ以上大きくならないんじゃないかなぁ。



んで、この記事を読んだ時にふと頭をよぎったのが、アバクロ的には、商標侵害以前にその持っているブランドイメージを守る為の提訴だったんだろうなと言う事。

それはどういう事かと言うと、アバクロはそのイメージ戦略(長身・長頭・白皙・金髪・碧眼のモデルばかり)からもわかるとおり、バリバリのアングロサクソン優越純血主義を貫いており、ビヨンセはフランス系白人とアフリカ系黒人の混血をルーツに持っている…そこから導き出される答えは…。

実際の空気感とかはアメリカに住んでる訳じゃ無いのでわからないけど、そんな穿った見方もできるなぁと思った。(苦笑

実際の所、どうなんでしょうねぇ…。