≫ IKEAのARカタログがすごすぎる… : IDEA*IDEA

こういうの見ちゃうと、世の中より便利になって簡単になるのはいいことだなぁとは思うんだけれども…自ら考え想像する能力が必要でなくなるなぁと思っちゃうんだよねぇ…。確実に便利だから使うにしてもだw

ちょっと違うかもしれないけれど、スキルや能力をあげるにあたっては一足跳びで端折るのは良いことじゃないというのがこれまでの自分的経験値。

例えば、アンチロック・ブレーキ・システムが安全面や操作面で貢献している部分は多大だが、車の姿勢制御等の運転技術を段階を踏んで磨くにはABSが無い方がよかったり(笑)、カメラだっていきなりスペックの高い良いカメラを持って撮り始めれば、良い絵は撮れるにしても、それなりの絵（才能ある人は別）にしかならないし…。

携帯電話なんかもそうか。社会に出てから本格的に普及しだした世代なので、無かった頃の携帯に変わるコミュニケーション手段は無く、コミュニケーション頻度は今とは断然少なかった。それが携帯電話の登場で、極端な話、いつでもどこでもコミュニケーションを取れる環境となってコミュニケーション頻度は格段にあがったけれど、逆にコミュニケーション深度は浅くなってると思うのは気のせいだろうかねぇ。

何にせよ、ある一定の負荷的枷があった方が腕はあがるし、人はいろんな意味で成長するからなぁ。

10数年前まで遡るけれど、インテリアコーディネートあるいは建築デザイン的仕事をしてた時にこれがあったら便利だったなぁと思う反面、こういのうが無いからこそ、脳内で、不足している部分をいろいろ考え補完し、結果としていろんな知識を吸収し創造力を高めていた気がする。

そこを端折って得た便利さが、果たして進化になるのだろうかと、漠然とした不安を覚えるのはオールドタイプたる所以か。オールドタイプが感じる技術革新の凄さが当たり前の事となっている世代への畏れ…みたいなw

いずれにしても、iPhone持ってないから AR の実体験はまだ無いので、何ともわからないが、少なくともこの IKEA のカタログは間違いなく便利で、購買へ至る行動の方法（実際に実物みて買わないとわからない）を変えかねない代物だなと言う事で(笑)