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ストビューだとまだ建築途中の絵だね。

昨日、所用ついでに、久しぶりに柏の高島屋をうろちょろしたんだけれども、昨年10月に増床オープンしたステーションモール新館のあまりの人の入りの少なさに薄ら寒さを感じた。日曜午後ゴールデンタイムの賑わいじゃない。

1月は15日も過ぎればセールも終わった感があるし、指数が低くなってくるのは当然だけれども、それは買い上げと言う意味であって、来館者が減ってはいるだろうけどそう激減しているとは思えない。ましてや、乗降数で船橋に次ぐ県内2位の柏駅直結施設だし…。それでも人が来ていないということは何らかの問題があるんだろうなぁ。景況感のせいだけではないと思う。

昨年、できあがって暫くしてから見に行った時に素人ながら感じたのは、OL・キャリア狙い?の感度の高い高単価奇麗め系セレクトでまとまってるけど、果たして柏でどれぐらいのニーズがあるのかなぁということ。ワンプレートが小さいので、ワンフロアでの集積度合いという側面からも不足気味だし、似た様なテイストで纏まっているのは良いけどバラエティ感には欠けるきらいがあるし、ニーズもさることながらちょっと物足りない。

施設間の物理的アクセスも若干弱い。既存施設のステーションモール側から連絡ブリッジ(3階・4階・7階)ででつながっているけれど、一番奥に新館はあるので、なかなかわかりにくく行きづらい印象。

新館に限らず、高島屋全体に来ている客層としては、エイジは幅広く子供連れも多数となっているが、準郊外らしい見た目保守的な人が多い。何より、まだ百貨店としての機能が生き残っているエリアと言う事もあってか、百貨店的客層(年齢層の高い)のボリュームが多い印象だった。

そこから考えると、新館で組んだ MD はネームバリューのある強力なブランドが入っているとしても、ある意味マッチングが悪いということが言える。それが為に、休日のゴールデンタイムに閑散としてしまっている現況があるんじゃないかな。

新館はもうちょっと感度を下げるか、アンカー的意味合いで無印などの大型店をメインとし、S 館に今新館に入っている顔ぶれで集積させると少しは違ったかもしれない。

まぁ出来上がった状態を見れば、なんとでも言えるが(笑)。

そう言えば、S 館とブリッジで繋がっていて、ユナイテッド・アローズが入っている4階のフロアに仮囲いができてたけど、何か店舗入ってたっけ?オープン時のリリース見ると、4階はアローズの名前だけしか書いてなかったので店舗無かったのかもしれないけど、仮囲いになってたのは何だろう。

フロアマップ見ると、アローズ以外に3区画入れる予定になっているみたいだねぇ。余談だけど。

—————–ここから追記—————–
地元の方にコメントをいただいたので、ちょっと調べてみたので追記。

まじめにデータを採ってみると、かなり落ちてるんだねぇ。TX は、アテクシが柏の神童w(四谷大塚万年準会員だった) と呼ばれていた頃から、混雑緩和のための第2常磐線という名で計画されていたものだから、JR常磐線の利用客が減るのは当たり前の話だったんだなとデータを見て改めて思った。

■JR 柏駅1日平均乗車人員推移
(年度, JR東日本全駅中順位, 日平均乗車人員)
2007年, 23位, 125,499人
2006年, 23位, 126,721人 ←船橋駅(21位)に抜かれる
2005年, 19位, 135,074人 ←TX 2005年8月24日開業
2004年, 15位, 143,963人
2003年, 16位, 145,196人
2002年, 16位, 146,635人
2001年, 16位, 148,563人
2000年, 16位, 149,376人

■東武鉄道1日平均乗車人員推移
(年度, 日平均乗車人員)
2007年, 70,345人
2006年, 71,106人
2005年, 76,583人 ←TX 2005年8月24日開業
2004年, 81,527人
2003年, 82,663人
2002年, 83,283人
2001年, 85,385人
2000年, 86,231人

中心市街地小売年間販売金額も年々右肩下がりで落としてきている。(国土交通省:中心市街地活性化資料集・事例集)

柏市の認定中心市街地活性化基本計画について

1991年 約1900億 → 2006年 約1400億

周辺地域への大型店進出により年々減少って書いてあるけれど、91年がピークって言うことは、競合激化しているのは近年の話だから、どちらかと言えば何もせずにほかっていた行政の問題とうことだろうな。
—————–ここまで追記—————–

ステーションモール新館の概要は以下参考まで。

◎敷地概要
・所 在 地:千葉県柏市旭町 1-5-1 他
・敷地面積:2,216 ㎡(約 670 坪)

◎施設概要(予定)
・建築面積:1,700m2(約 515 坪)
・延床面積:19,300m2(約 5,840 坪)
・店舗面積:7,000m2(約 2,100 坪)
・規  模:地上 12 階 地下 2 階
 (地下 1・2 階:駐車場他、1 階:りそな銀行、2 階:駐輪場、3∼12 階:店舗)
・投資額:約 70 億円(用地取得関連含む)
・事業者:東神開発株式会社、株式会社りそな銀行 他
・賃借人:東神開発株式会社
・着 工:2006 年 7 月

◎柏髙島屋ステーションモール 概要(新館開業後)
【延床面積:106,800m2】
・S館(ステーション館)53,400m2(地下 1 階 地上 8 階)
・T館(髙島屋館)34,100m2(地下 3 階 地上 8 階)
・新館19,300m2(地下 2 階 地上 12 階)
【店舗面積:50,810m2】
・S館 専門店 16,300m2
・S館 髙島屋TX 8,650m2
・T館 髙島屋 18,860m2
・新館 専門店 7,000m2

「柏高島屋ステーションモール新館」平成20年10月1日(水)開業、導入店舗が決定(PDF:710 KB)2008.07.30 News Release
2008.07.30 News Release 業種別店舗一覧(PDF:57KB)2008.07.30 News Release