oulet.jpg今年最後(で良いのかな?)の新規SCオープンということで、チェルシーのプレミアム・アウトレット鳥栖と三井不のアウトレットパーク・ラ・フェット多摩 南大沢が12/14に増床オープンしたけど、知り合いの某ブランドの売上推移を見てると、アウトレットパークが良い。

方や九州の佐賀で方や東京だから商圏の背景を考えても比べるのは酷だけど、南大沢がこんなに高い売上で推移するとは思ってなかった。休日はどっちも差が無いが、南大沢は平日の売上が高い。立地特性として駅前住環境立地にある南大沢の特徴が顕著に出てる。

チェルシーの方は高速道路ICそばで超広域商圏休日型のアウトレットモールだから、その通りの売上推移になっていてお互いの特性が現れてて面白い。

と言うことは、仙台もそのままその特性が当てはまるだろうから、東京圏ほどの商圏背景が無い仙台では三井不の方はどう出るか一抹の不安を禁じえない(笑)。

チェルシーの方は東北自動車道ICそばに位置してて、東北圏・福島圏からの集客を充分期待できるが、三井不の方はまさに幕張的立地(立地だけね:笑)に位置してるから、ユーザー的には仙台中心部の商業集積と同じ使い方をしてくるだろう。まさに、レギュラーモール的位置づけの都市型アウトレットモールの典型。

南大沢もそうだけど、そうなってくるとレギュラーの売上をどんだけ食ってしまうかが非常に気になるところ。東京圏なら自社競合しても高い商圏ボリュームを背景に充分シェアを取っていけるが、100万都市とは言え仙台で同じようにいけるとは思えないからなぁ…。その辺りを考えてか、チェルシーをチョイスしたブランドがちらほら出てるし。

まぁどこまでお互いブランドを揃えてくるかが鍵になるだろうけど、来年の話だから煮詰まるのは3月ぐらいということであんま関係ないしヤジウマ的興味でオチ(笑)。

それにしても、ここ最近アウトレットの売上が非常に高く推移しているのはやっぱり景気を反映しているんだろうなぁ…と言うことは来年も基本的には厳しいと考えとく方が無難(笑)。

チェルシー鳥栖と三井南大沢の増床概要は以下。


アウトレットパーク「ラ・フェット多摩南大沢」
開業年月:(1期)平成12年9月・(2期増床)平成19年12月
延床面積:(1期)約22,540m2・(2期増床)約6,300m2
店舗面積:(1期アウトレット)約12,500m2・(2期アウトレット)約4,540m2
店舗数:(1期アウトレット)70店・(2期アウトレット)29店

鳥栖プレミアム・アウトレット
開業年月:(1期)2004年3月12日・(2期増床)2007年12月14日
店舗面積:(1期)約18,450m2・(2期増床)約4,970m2
店舗数:(1期)93店・(2期)27店